窓から飛び降りて二人の所に無事に降りれたのはいいけど…
なかなかユウが鎮まってくれないよっ!!
「どういうことだ。コムイ」
紹介状の話はしたし(何故かアレンの百面相も見れた)、門は開いた。
コムイさんもユウに説明&説得してるみたいだけど…
早く来て、リナリー!!
とりあえず俺はユウとアレンの間に立つ。
ユウの不機嫌指数が上がった気がしたけど、気のせいだろう。
「だからどけ!!」
「やだ。斬りたいなら俺ごと斬ればいいじゃん!」
「女に手をあげる趣味はねぇ!どけっ!!」
・・・
「はぁっ?!いやいやいや。ちょっと待て、どっからどう見ても俺は男だろうが!!」
し〜ん
えっ、何この沈黙?
ユウさんお目目とお口が真ん丸よ?あらあらアレンさんお顔がお崩れに…
「!?」
「えぇっ?!」
「「「「「うそぉ〜!!!!!」」」」」
大地が震撼した。
…って何故にそんな驚いてるんだ?!
ちなみに上から神田・アレン・科学班一同の順である。
「うそって言われても…皆して目悪いの?どっからどうみたって俺男じゃん!」
そう言いながら首を傾げる。
なんでかな〜??昔からよく間違えられるんだけど…
やっぱ身長低いのが問題?
それとも髪が少し長いから?
でも髪の長さだったら、ユウなんかたいていの女の子より長いし…う〜ん…
ん?ユウ…?
「ちょっと待て。何でユウまで驚いてんだ?!さっきまで、ずっと一緒にいたじゃん!!」
そうだよ!何で驚いてんのさ!
あんだけ仲良く語り合ったのに勘違いされてたのは、ちょっとムカいたのでユウに食って掛かった。
「そんなの知るか!」
「知るかって、一人称・俺じゃん!!口調も普通に男口調だし」
「女だってそんな奴もいるだろ」
「もういい…。俺は男!ΟΚ?」
少し首を傾げながら、人差し指をびしっと出し、もう片方の手は腰に当てて言い放った。
・・・
またもや、謎の沈黙が流れた。
俺こういう沈黙苦手なんだよ…、なんて思っていたら救世主が現れた。
「もー、世羅くんが困ってるでしょ!早く入らないと門閉めちゃうわよ。驚くのはわかるけど、とにかく入んなさい!」
そう言ってリナリーは書類でユウとアレンを殴った。
実はリナリー最強?
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