Poem | ナノ
忘れて 幸せに

それは遠い昔の二人の恋物語

何に代えても守りたいと想った

君が何処にいようと
この手で守り抜くんだ

例え掟を破る事になったとしても

君の微笑った顔が見たいから…

きっと僕は此処で終わるだろう

最期に君の温もりを感じたくて
強くこの腕の中に抱き寄せる

小さな君は恥ずかしそうに
顔を隠そうと僕の服を握りしめていて
そんな可愛らしい君が何よりも愛しい

ずっとこのままで居られたら
どんなに幸せだったのだろう

君を離したくなくなる

僕は君に何も告げずにつもりだったのに
気づいたら頬を涙が伝っていた

君が幸せになるためには
共に過ごすことは許されない

幸せそうな君を見れて良かった
安心して君を守り抜けるよ

さようなら 愛しい小さな君

僕を忘れて どうか幸せに…

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