Poem | ナノ
バス停

朝のバスを待つ時間
向かい側にいつも彼はいる

今日は音楽を聴いてるみたい
昨日は小説を読んでた

何もすることがないから
待っている間は
彼を観察することにしてる

今まで私を見ることは
一度もなかったけど

今日は違った

私と彼の瞳が合った
ほんの数秒間

なぜか恥ずかしくなって
私から瞳を逸らす

彼はまだこちらを見てるのだろうか

そんなことが気になって
きっと顔が赤くなってる

気がつかなかったこと

私は彼に恋をしてる

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