Poem | ナノ
錆色の証

君に滴るのは
錆びついた赤

僕が守ると言ったのに
僕が守られてた

なんて情けないんだろう…
自分の力を過信して
君を守れると思い込んでいた

君の胸から
とめどなく溢れる赤

君の命がある証

君のこれからを
僕が奪っていくんだね

戦っていたのは僕
能がないからそれしか出来ない

何をしても償えないだろうね

今この時から
この刀で返り血も浴びず
敵を殲滅していく

…それがせめての罪滅ぼし

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