紅い花火
花火のように
散っていくのは
紅の破片
この紅は誰かの血色
とても綺麗な紅で
きっと純白によく映える
誰の血色なのかな
これは無駄な質問
そんなの自分でわかりきってる
だって紅の主は
目の前で微笑みながら
僕の腕の中で紅に染まってる
貴女を染めたのは僕
望んだのは貴女だから
本当は嫌だけど
貴女の願いを叶えるよ
だから
向こうに逝っても
ちゃんと笑っていて
僕はもう少し
此処で足掻いていくから
貴女の側に早く逝きたいけど
これも貴女の願い
それで幸せなら
僕はなんだって叶えるよ
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