Poem | ナノ
紅い花火

花火のように
散っていくのは

紅の破片

この紅は誰かの血色

とても綺麗な紅で
きっと純白によく映える

誰の血色なのかな

これは無駄な質問
そんなの自分でわかりきってる

だって紅の主は
目の前で微笑みながら
僕の腕の中で紅に染まってる

貴女を染めたのは僕
望んだのは貴女だから

本当は嫌だけど
貴女の願いを叶えるよ

だから
向こうに逝っても
ちゃんと笑っていて

僕はもう少し
此処で足掻いていくから

貴女の側に早く逝きたいけど
これも貴女の願い

それで幸せなら
僕はなんだって叶えるよ

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