Poem | ナノ
陽に惑う

闇の流れに
息が詰まり
光を手に入れようと
手を伸ばした

漆黒に染まった身に
堪え難い痛みを与え
触れること叶わず

身体の奥深くで
闇がとぐろを巻いて
私という時の終わり
待ち構えてる

闇に身を任せてしまえば
そこには血で染め上げられた
黒い荊道しかない

私はそんな哀しい道を
歩もうとは思わない

いつかこの身が
光に触れられるように
…闇に飲み込まれないために

夜明けに願いを託して

光と闇の狭間で惑っていく

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