Poem | ナノ
声届いた彼

声届かぬ歌姫の彼視点(?)

見上げた月から
零れ落ちる涙は

捕われし歌姫の叫び

届かないと知りながら

あきらめること叶わず

紡ぐことしか出来ぬ

憐れなる歌姫

一人だけの夜の丘

たった一人気づいた彼は
その澄んだ声に恋をした

逢うことが叶わずとも
想うことは叶うはず

歌姫紡ぐ物語を
自分だけが気づいた

それだけでも『特別』だと思える

それだけで心が満ちていく

back


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -