声届いた彼
声届かぬ歌姫の彼視点(?)
見上げた月から
零れ落ちる涙は
捕われし歌姫の叫び
届かないと知りながら
あきらめること叶わず
紡ぐことしか出来ぬ
憐れなる歌姫
一人だけの夜の丘
たった一人気づいた彼は
その澄んだ声に恋をした
逢うことが叶わずとも
想うことは叶うはず
歌姫紡ぐ物語を
自分だけが気づいた
それだけでも『特別』だと思える
それだけで心が満ちていく
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