言葉と事実と
運命なんて
誰が決めたのだろう
くだらないと思っていたのに
叩きつけられた事実に
逃れるべく選んだ言葉
信じたくないけれど
躯から消えていく
幾度も触れては確かめた
隣に馴染んだ温もり
いつも傍に居た彼が
現れなくなって時が止まった
神なんて存在しない
在るのは人間の感情だけ
私はそう知っていたから
感情の渦へ誘われたけど
情報行き交うこの街で
それすらも利用してみせる
自らを渦の軸にしてでも
彼を再び引きずり込む為に
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