Original Songs | ナノ
突然の始まり

君と出逢ったのは桜の下

一人になりたくて
教室を抜け出した時

風に舞う花びらに誘われて
足を運んだ場所
静かに眠っていた人

誰かがいるなんて
ありえないはずなのに

でも 此処で確かに眠る
君がいたんだ

寝顔を見ていると
ゆっくりと瞳が開かれていく

君には見覚えがない

初めて会ったからなのか
ひどく戸惑ってしまう

何を言えばいいんだろう

感じたことのない気持ちに
もやもやする

すると 君は不思議そうに見つめながら

-どうかしたの?-

澄んだ声で問いかけてきたよね

僕の頬に手を添えて

突然の事に
ほんの少しの驚き
とてつもない恥ずかしさ

鼓動がうるさく早鐘を打っている

過去を思い返せば
この瞬間に恋に堕ちていたんだ


back


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -