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「もー…いきなりどうしたのさー」

あれから時は進んで…私と涼太は今、公園のベンチに座っている。

ちなみに教室から学校を出てここに来るまで、他の人の視線がかなり気になった。
まあ、この髪にこの長身だもんね。
人目を引かない方がおかしいけど…

「超恥ずかしかったんだからね!」

まったく、人前…しかも私の知人たちがいる教室であんな事をするとは。

「はは、ごめんって」
「絶対悪いって思ってないでしょ」
「しょうがないじゃないスかー○○っち見たら自然にああなったんだから」
「もう…」


思いがけないタイミングで、涼太と会えて。
ホントは嬉しかった…りもしたんだけどさ。

「せっかくのオフならわざわざこんなトコ来ないで、ゆっくりしてれば良かったのに」
「えー、○○っちはオレと会えて嬉しくなかったんスか?」
「ただただ唖然とした」
「何スかそれ!」


また涼太があんな行動に出たら困るから、黙っておこう。



「にしても涼太の制服、久々に見た」
「そうっスか?」
「うん。いっつもユニフォームか私服だもん」
「学校行くのにさすがに私服は目立つかなーと思ったんスよ」
「十分目立ってたけどね」

げっ、マジっスか…なんて言いながら自分の制服を見る涼太は、やっぱり人目を引く。

「ねえ涼太」
「ん?」
「今度オフの日は来なくて良いよ」
「えっ…」
「私が行く」
「へ?○○っちが?」


そんな涼太が私の彼氏だなんて…未だに信じられないなあ







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