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日常 | 小話 | 落書



リビングに勢揃い。

秋「今日は待ちに待ってた掃除機の日だ!」
春「掃除機の日を待ちに待ってた?なんでまた?」
秋「駅前の家電量販店で掃除機の特売があるからに決まってるだろ!」
春「……掃除機買いに行くの?」
秋「とりあえず見て気に入るのがあったら検討する」
春「一人で行くの?迷子にならない?」
秋「俺を何だと思ってんだ。それくらい一人でも大丈夫だよ」

双「絶対迷子になるに一票」
李「右に同じ」
深「避けて通れねぇ道だろうなぁ」

春「本当に大丈夫?掃除機なんていつでも買えるんだし、やめといたら?」
秋「いいや絶対に行く。なんたってな、今日の特売にはルンバもいるんだぞ、ルンバ!」
桜「ルンバ!?」

李「あー…」
双「お姫様が食いついたな」
深「本日の保護者が決定致しました」
李「まだ行くって言い出したわけじゃないだろ」

桜「いつくん連れてって!」
李「あー……」
深「本日の保護者が決定致しました」
双「大事なことだから2回言わないとな」
深「そうですとも」

桜「いつくんが連れてってくれるって!」
李「いや、まだ行くとは言ってない」
深「行かねぇの?」
李「行くけど」
秋「…それ、俺邪魔じゃね?」
桜「そんなことないよ」
秋「いや、でもさ…」

双「ここへきて問題発生です。秋生君の遠慮スイッチが作動しました」
深「待ち焦がれた今日この日。でもこのまま行けば、なんだかデートの邪魔をしているみたいで楽しめそうにないなぁ。せめて誰か他に一緒に行ってくれる人がいたらなぁ」
華「俺を見るな」
深「一緒に行ってくれる人がいたらなぁ?」
華「黙れ」
深「いいのか?本当にそのままスルーでいいのか?」

桜「秋生が気になるなら、二人で行く?それとも、僕が行かない方がいい?」
秋「せっかくだし桜生も見たらいいよ。でも桜生は李月さんと一緒の方がいいだろ?」
桜「そんなことないよ」
秋「でも、やっぱり……」

李「おい」
華「……俺も行くからそれでいいだろ」

桜「だって!」
秋「い、いいんですか?」
華「どうせ暇だからな」
秋「ありがとうございますっ」

桜「ね、せっかくだから春くんも行こうよ?」
春「うーん。そうだねぇ、…双月先輩が一緒に行くって言うなら」
双「……春人がそう言うなら行くよ」

深「はーい、皆さん行ってらっしゃーい。お前たちがいない間に俺は着々とレベルを上げときますよー」

侑「ギャー!」

双「フラグだ」
李「フラグだな」

侑「どうしよう!エアコン壊れちゃった!」
深「知らねぇよ自分で買いに行け。つうかなんで壊れんだよ」
侑「知らないよ、いきなり爆発したんだから!てか、一人だと目立つじゃん!」
深「…理由はともあれ、安心しろ。連れならここに沢山いる」

双「俺は自分の面倒で手一杯だ」
春「誰も倒れないようにしないとねぇ」
李「俺と華蓮も言わずもがなだ」
桜秋「ルンバ!ルンバ!」
華「どうせ混んでるだろうからな。俺たちが静かに家電を見るために侑を餌にするか」
侑「ひどい!」
李「そうすると侑はエアコンが買えないし、困るのはどこのどいつだろうな?」

深「あー、くそ!分かったよ!面倒臭ぇな!」
侑「よかったー!」

桜「じゃあ、全員でお出掛けレッツゴー!」
秋春「ゴー!」

エアコンが壊れた理由がやっつけすぎという。
この人数で行くと目立つだろうなぁ。

2018/05/30 08:07



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