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秋生と睡蓮
fast.華蓮と深月

「じゃーん!僕のランドセル!」
「すごい使い込んでるな」
「華蓮のおさがりだからね」
「せっ………先輩のランドセル!先輩が6年間背負ったランドセル!」
「やだ秋兄変態みたい」
「だっ、だって………いや、うん、ごめん」
「背負う?」
「…………」
「いや悩まないでよ」
「せ、背負う!!」
「そして背負うのかよ!まぁいいや、はいどうぞ」
「……おお、ランドセルとか懐かしい」
「…………」
「え、何?」
「いや普通に小学生いけるよ秋兄」
「え?まじ?」
「うん。ちょっと背の高い6年生にいるよ」
「まじか。ランドセル背負ってたら映画とかも小学生料金でいけるかな?」
「余裕だと思う!今度やってみよう!?」
「そうだな、やってみようかな。まぁ、試すだけで結果が分かったらちゃんと払うけど」



「ランドセルの話だけどランドセルの話じゃなくなってんだろ、大体秋生は小学生でいいのかよ、今度やってみようじゃねぇよ、そもそもランドセル背負って映画見に行く小学生なんていねぇよ、結果に関係なく払うのかよ真面目か!」
「馬鹿に突っ込んでいたら切りがないな」
「その馬鹿がお前の恋人と弟だということを自覚しろ?本来はお前の役目だろうが」
「秋生だけならまだしも、睡蓮までもが馬鹿に侵食されてしまった今成す術はない」
「馬鹿は侵食なんかしねぇから!ウイルス感染みたいに言うんじゃねぇ!」
「実際に侵食されてるだろ。睡蓮はあんな救いようのない馬鹿じゃなかった。秋生のせいでああなったんだ」
「お前とことんまで秋生に酷いな。そこまでボロクソに言っててなんで付き合ってんだよ」
「救いようのない馬鹿が欠点としてもそれを上回る惚れ処があるんだよ。そんなこともわかんねぇお前の方がよっぽど馬鹿だな」
「急に何だお前超腹立つ!」




本当はここから華蓮と深月にうちの子談義してほしかったけど長くなりそうなのでここまで。
さて、どうして今日がランドセルの日かというと、3+2+1が小学校の修業年数の6になるからということです。
2015/03/21 21:53



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