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日常 | 小話 | 落書



大晟と要
fast.稜海と有里


「愛妻家なぁ。お前の数少ない友人たちに愛妻家はいるのか?」
「うーん。俺とか?大晟のこと超愛し……」
バキッ
「げふっ」
「下らねぇボケかましてんな」
「あのね……ボケたよ?確かに今俺はボケたけれども、どうして言葉で突っ込めないの?何で問答無用で鉄拳制裁!?」
「殺したいほどうぜぇからだ」
「ひでぇっ!……有里ちゃんとかは、割りと愛妻家だと思うぜ」
「へぇ、そうなのか」
「うん。まぁ、あれは相手がよく出来た妻であるから成り立ってんのかもしんねーけど」
「ほー」
「それに比べて大晟は俺に尽くそうって意志が……」
バキッ
「ごふっ」
「ふぅん、あいつがねぇ」
「ちょっと待って!今俺ボケてねーよな!?」
「ちなみに何で今日が愛妻家の日かっつーと」
「(ガン無視!!もういいよ!!)ど……どうせあれだろ。語呂合わせだろ」
「………」←無言で額に手を当てる
「何だよ」
「熱はないな。とするならお前、偽物だな」
「何で?!」
「本物の要が語呂合わせなんて言葉知ってるわけねーだろ」
「それくらい知ってるわぁあああ!!」
「そんなまさか。九九も言えないに違いない」
「言えるに決まってんだろ!いんいちがいち……ーー九九を言うーー…さんぱ……26?」
「24」
「24 、さんく……2……………」
「ごめん。俺が悪かった。お前は本物だ」
「なんかムカツク!」
「話を戻すぞ」
「なんの話だったっけ?」
「(やっぱり本物だ)今日が愛妻家の日なのは語呂合わせだって話だ」
「あいさいか……1月31日……どこが語呂合わせなんだ?」
「アルファベットのIを1にみたてて……アルファベットのIは分かるか?」
「縦の棒のやつだろ!」
「おお、偉い偉い」
「(なんかすげぇバカにされてる……!!)」
「まぁとにかくそれで、あい(I)さい(31)かの日なんだと」
「ふーん。この前のよりはましだな」
「そうだな。すっからかんの頭にまたひとつ知識が増えてよかったな」
「大晟、あまりにも俺のことバカにしすぎだから」



「これから語呂合わせで記念品を作る際には、要に読ませて理解できるやつしか採用しないとかにすればいいと思わないか?」
「何だよ藪から棒に」
「そうすればきっと、赤ん坊は無理でも3歳児くらいからお年寄りまで、世界中の人々が漏れなく理解できるだろ」
「お前の方が要をバカにしすぎだわ。すげー賛成だけど」
「だろう。我ながら妙案だ」
「ああ、妙案だ」



ちょっと要をバカにしすぎただろうかと思ったけど、要は九九も言えないくらいにお馬鹿です。なのでもちろん、分数の計算なんかは未知の領域です。笑
漢字は漫画を読んでるので変に難しい漢字を知ってて、簡単な漢字を知らなかったりします。
その他の教科は皆無と言っていいでしょう。笑
2015/01/31 17:00



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