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大晟と有里
fast.要と稜海


「スペースショッカーがついに……!!」
「大晟さん、キャラ崩れるからあんまそういうこと言わない方がいいと思う」
「そして戦うストロンガー!」
「いや、俺戦わねぇよ!?」
「何でだよ!お前正義のヒーローだろ!?仮面ライダーだろ!?」
「違ぇよ!!」
「そうなんだよ!お前がスペースショッカー倒すんだよ!」
「倒さねぇよ!そもそもストロンガーの敵はブラックサタンでありデルザー軍団であってスペースショッカーじゃあねぇの!」
「そこはお前、臨機応変に対応しろよ。本当のヒーローは敵を選ばねぇもんだぜ」
「そういう問題じゃなくて!!」
「心配しなくてもストロンガーならスペースショッカーくらい一捻りだろ」
「だから倒さねぇって!俺は平和に牢獄生活送れればそれでいいの!」
「スペースショッカーが襲来してきて平和な牢獄生活なんて送れるか!こんな牢獄一発でぶっ飛ば………してくれてよくね?」
「え?」
「そうすれば自由に……いやでも、自分の利益のために正義を捨てていいのか……!」
「(何と葛藤してんだこの人……?)」
「ぐっ……自由はほしいが、俺は正義を捨てない!やっぱりお前が立ち向かうんだストロンガー!」
「また俺に矛先が!倒さないって何回言ったら分かってくれんの!?」
「倒せよ!立ち向かえよ!」
「やだよ!何で自分から危険に飛び込まねぇといけねぇんだ!」
「お前がそんなことで世界の平和はどうなんるんだぁあああ!」
「どうもならねぇよおおおお!!」



「大晟……なんか可愛い」
「あれのどこが?お前の目は節穴どころの騒ぎじゃねぇな」
「ところで、一応この宇宙からの警告の日について詳しく説明しといた方がいんじゃねーの?」
「そうだな。有里の馬鹿はともかく、大晟さんも有里と一緒にいるとクソほどにも役に立たねぇからな」
「後で言いつけてやろ」
「やめろ!」
「それは君の今後の俺への態度次第かな?」
「ほう……?」ギロッ
「嘘です冗談です言いませんから目からビーム出さないで!」
「(目からビームなんて出ねぇよ……)だったら、さっさと説明しろ」
「え、俺が知ってるわけねーじゃん。ばかなの?」
「馬鹿はてめぇだよ!!ったく、どいつもこいつも役立たずばっかりか!いいかよく聞いとけ!」
「はーい」
「1986の今日、アメリカのスペースシャトル、チャレンジャーが打ち上げられて、発射後74秒後に爆発した」
「えっ」
「そして乗組員7人全員が死亡した。だから宇宙からの警告の日だ」
「お、重ぇえええええ」
「そうだ、スペースショッカーだの、ストロンガーだの言っていいほど軽々しくない。おい、今の事実をあそこで騒いでいる役立たずに伝えてこい。もう騒げなくなるだろ」
「何で俺!?」
「お前も同じくらい役立たずだからだが、異論があるか?」
「いってきまーす」



予想外に重たい記念日だった。
ていうか、全然記念日じゃあないと思います。
美味しい日とか言ってすいませんでした。

稜海さんも言っておりましたが、大晟は有里と一緒にいるとキャラがおかしくなる。
それは有里の体質と、大晟のお気に入りの漫画が関係してきます。大晟が連呼していた、仮面ライダーストロンガーを知ってる人なら大体想像つくかと思われます。
そんな人がいたら是非お友だちになりたいです。
本編ではまだ絡みのない2人が仲良くなるのはもう少し先の話です。
2015/01/28 16:18



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