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日常 | 小話 | 落書




要と大晟
fast.有里と稜海

「大晟、今日は家庭消火器の日と空気清浄機の日だぞ!めっちゃすげえ日だな!」
「あっそ」
「ところで家庭消火器と空気清浄機って何!」
「どうせそんなこったろうと思ったよ。よく知りもしねぇでよく“めっちゃすげぇ日”なんて言えたな」
「で、何なの?」
「空気清浄機ってのは、数百年前に使われてたその名の通り空気を綺麗にする機械だ」
「どこがその名の通りなんだ?空気しかあってねーじゃん」
「てめぇ清浄の意味も知らねぇのか。ほんと屑だな」
「ひでぇ」
「屑ついでに死んどけ」
「マジでひでぇ!言葉の意味知らないだけでそこまで言われる!?」
「どうして今日がその日なのかと言うと」
「無視!?」
ばきっ。
「ごふっ!」
「黙ってねぇとぶん殴るからな」
「(なっ……殴ってから言うことじゃねぇ……!!!)」
「どうして今日なのかというと、い(1)い(1)く(9)うきの日だかららしい」
「……びみょーに無理矢理感が」
「突っ込むな。数百年前のことだ」
「それで、もうひとつのは?」
「家庭消火器っての能力無効化系アイテムだ」
「まじで!?」
「………まぁそんな感じだ。家で火事が起きても少量の火なら消せる」
「家で火事が起きるって何だよ。一体どんな危険地帯に住んでたらそんな自体になるんだよ。火山か?」
「化石燃料の時代も知らねぇのかてめぇは。魔性の屑だな。本当にさっさと死んだ方が世界のためだ」
「真顔で言わないでマジで傷つくから!……で、そのアイテムと今日とどう関係があんの?」
「ああ、何でも数百年前には119番通報ってのがあってだな。火事とかあるとそこに電話かけて消防車なるものを呼び出してたらしい。11月9日が119番の日だから、関連させて1月19日は家庭消火器の日」
「…………ちょっと意味わかんねぇ。そもそも消防車って何?何するもんなの?」
「てめぇ以外は皆分かってっからいいんだよ。つーか黙ってろっつったろ」
ばきっ。
「げふっ!(皆って誰……!?)」
「そのままの垂れ死んでしまえ」



「………どっちが玩具か分かったもんじゃねーな」
「そのうち本当に死ぬんじゃないのか」
「いや、さすがにその辺は弁える………だろ?」
「弁える……か」
「……………たぶん」



ということで、本日は檻の中から初登場。
大晟さんはとにかく要に容赦ない。
これを前にすると華蓮の秋生への態度なんて甘々もいいとこですよね。笑
そしてこの面子だと、年代設定的に色々な面倒くさいなって思いました。
2015/01/19 11:21



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