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日常 | 小話 | 落書



華蓮と秋生
fast.世月と春人
多分一応、付き合っている設定


「ということで今日はクリスマスです」
「そうだな」
「睡蓮は友達とクリスマスパーティーするって出ていきましたね」
「ああ、それでいないのか」
「知らなかったんです?侑先輩はテレビの収録らしいです。で、その後に深月先輩と合流してディズニーランド」
「絶対に混雑してるだろ」
「だからバレなさそうって。逆だと思うのは俺だけでしょうか?」
「珍しくお前は間違っていない」
「珍しくって、失礼ですよ。春人は世月先輩と温泉に行きました。今日は絶対に少ないだろうって」
「微妙なところだな」
「で、先輩はいつも通り朝からテレビに向かってゲームですね」
「他にすることもないからな」
「かく言う俺も、いつも通りご飯を作って片付けて暇潰しにクッキーを作っただけです。食べます?」
「食べる。ついでに来い」
「わっわわ、……これ、ゲームしにくくないです?(抱きしめられてる……のか?これは…)」
「ハンデだ」
「コンピューターにハンデって……」
「不満でもあるのか」
「ないです。むしろうれ……いや何でもないです」
「そうか。まぁ、あっても離さないけどな」
「っっ……、と、とにかく!!」
「どこらへんがとにかくなんだ?」
「その辺はどうでもいいんですよ、もうっ。とにかく、世の人々は今ごろクリスマスパーティーをしているか、ツリーを飾って家族団らんをしているか、イルミネーションを見て楽しんでいるんでしょうね。先輩はどれかしたことあります?」
「一昨年はバカ共が勝手に押し掛けてきて騒いでいたから、あれをパーティーと言うならそうだろうな。去年は睡蓮が駄々をこねたからツリーは飾った。まぁ片付けるときに倒してお釈迦にしたが。イルミネーションも……見に行ったな。連れていかないと、深月のところに家出すると脅された気がする」
「脅されたって……。でも、ちゃんとクリスマスっぽいことしてたんですね。羨ましい」
「お前はないのか?」
「ないですよ。1人でツリー飾っても楽しくないし、イルミネーション見に行っても虚しいだけじゃないですか」
「まぁ、それもそうか」
「でしょう。だから俺の中ではイルミネーションは都市伝説で、家に置くようなツリーは幻の代物です」
「……だったら、幻の代物を買いに行くがてら都市伝説でも拝みに行くか?」
「えっ」
「嫌ならいいが」
「いっ……行く!!行きます!!」
「おい動くな。操作が狂う」
「あ、すいません。……本当にいいんですか?」
「ああ。その代わり、夕飯は気合い入れろよ」
「フランス料理フルコースでも何でも作ります!!先輩大好き!!」
「抱きつくな操作が狂う」
「すいませ……って、コントローラー置いてるじゃないですか」
「黙れそのうるさい口を塞がれたいのか」
「えっ、いやですごめんなさーーーっっ……!!」



「さっきからあの会話は何?殴っていいかしら?」
「いや、それはさすがに……あ、キスしてる」
「私たちがまだ出発していないことに気づいてないのでしょうね。やっぱり殴っていいかしら?」
「だめですよ〜。後でみつ兄が殺されちゃいます。見ちゃいけなかったですかね?」
「リビングでいちゃついている方が悪いのよ。やっぱり殴………」
「もうさっさと温泉行きましょう」



ということでクリスマスですが。
あんまりいちゃらぶしてない笑
この人たちをいちゃらぶさせるのは
難しいと思い知らされた
ちなみに場所は夏川さん宅で、
秋生はともかくどうして
世月や春人までいるのかということは
深くは考えないということで←
2014/12/25 23:03



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