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3月4日 バウムクーヘンの日
秋生と桜生と春人、おまけの人たち

秋「桜生、誕生日おめでとー」←デコレーションしたバウムクーヘン贈呈
桜「わーいありがとー」
春「バウムクーヘンの日だから、バウムクーヘンケーキなの?」
桜「そうだよ。小さいころもそうだったんだー」
春「へー、そうなんだ」
桜「お母さんが用意してくれたケーキはねぇ、この真ん中にクリームがいっぱい詰まってて、さらにその中にちっさいカプセルが入ってて、更に更にその中には鍵が入ってるの」
春「ほー、凝ってるね。プレゼントボックスの鍵的な?」
桜「そ!なぞなぞ付きの地図が入ってて、それをヒントにプレゼント探すんだよ」
春「なにそれすっごい楽しそう!」
秋「実際楽しかったよな。俺の誕生日は前の日だけど、プレゼントは桜生と一緒だったからさ。一緒にあちこち駆け回って探したんだ」
桜「なぞなぞとか道に迷うと、唐突にヒントくれる妖精が出て来たりしたよね」
春「妖精…?」
桜「うん。小学生?くらいの妖精が度々出てきて、アドバイスくれてた」
秋「今思うと誰だったんだろうな、あれ」
桜「ねー。兄さんだったら100パー気づくから違うだろうけど…。まさか、本当に妖精だったわけじゃないよね?」
秋「まぁ当時は妖精って信じ切ってたけど…多分、ただの人だろ。服装とか、もろ近所の子供って感じだったし」
春「幽霊って可能性は?」
桜「あー、それはあるかもしれないね。あの頃は僕たちも、ちゃんと人と霊の見分けはつかなかったし」
秋「父さんは無理矢理言うこときかせそうだもんな…」

琉「おい幸人、お前幽霊にされてんぞ。ザマミロ」
幸「ザマミロ、じゃねぇから。お前が手伝えっつーから付き合ってやったってのに、何だその態度は。つーか、俺だけじゃねぇだろ」
琉「近所のアホっぽい子供なんてお前しかいねぇだろうが」
幸「アホっぽいなんて言ってませんけどぉ!?」



そんなわけで、実は秋生と桜生が幸人たちに初めて会ったのは幼い誕生日の日だったのでした。
プレゼントを求めて色んなところを走り回るなんて、楽しそうですがじれったいですね。
2021/03/04 13:20



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