2020年 06月09日 ロックの日ーsecond
龍遠と稜海と……

龍「今日はロックの日です。そしてポ…」
稜「はいはいポルノの日。理由は言うまでもなく、要に教えてやるのはもっての他。以上」
龍「ねぇ面倒臭がらないで。もっとちゃんと相手して」
稜「ループほど面倒臭くて苛立つもんなんてねぇだろ。相手して欲しいならせめて違う展開を用意しろ」
龍「…そんなことを言われますと、この話を要にするしかなくなるのですが」
稜「大晟さんにキレられてもいいならそうすればいいだろ。俺は知らないからな」
龍「でも最近は大晟さんの方が随分と立場は上だし、そう酷いことにはならないとも思わない？」
稜「まぁ、確かに。仮に予想通りの展開になったとしても、大晟さんが悲惨な目に遭う程ではないかもな。ただし、絶対に誰が教えたのか突き止めてそっちは酷い目に遭うとは思うけど」
龍「……そうか。やめとこうかな……あ、噂をすれば要だ」
稜「……と、一緒にいるのは蒼か？」

蒼「要、今日はポルノの日だよ」
要「何それ？」
蒼「要約すれば発情期の為の日みたいなものかな」
要「えっ、何それ！つまり無条件でヤりたい放題！？」
蒼「いやそれはちょっと違うと思うけど」
要「大晟！今日はポルノの日で無条件でヤりたい放題の日だって！！」
大「………どこのどいつだ、んなデタラメ教えやがったのは…」
蒼「さぁ？でも、要にそんな悪いこと教えるのなんて龍遠くらいじゃない？」
要「え」
蒼「え？」←余計なこと言うなよ、の顔
要「龍遠…かもしれないです」
大「龍遠…！！」

龍「え！？すっごいとばっちりなんだけど！？ていうかあの子、目先の怖さに俺のこと売ったんですけど！！散々面倒みてあげてるのに！！」
稜「お前は怒らせたとしても情けで助かる見込みがあるが、蒼を敵に回したら絶対に助からないと踏んだんだろうな」
龍「信じらんないっ！…稜海は俺の為に証言してくれるよね！？」
稜「嫌だわ面倒臭ぇ。諦めて大晟さんに怒られとけ」
龍「ねぇ、流石に酷くない？恋人が濡れ衣着せられてるのに酷くない？」
稜「俺もあいつは敵に回したくねぇし、お前の名誉にも身の安全にも微塵の興味もねぇしな」
龍「もう本当酷い。ただただ俺だけが酷い目に遭うだけじゃん」


不備な龍遠さんでした笑
どうして皆そこまで蒼を敵に回したくないのでしょうね。
2020/06/09 13:22

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