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日常 | 小話 | 落書



2月10日 ふとんの日
秋生と桜生と春人と睡蓮
李月お兄ちゃんはとてもいらいら

桜「今日はふとんの日なので、僕は一歩たりともふとんから出ません!」
春「えーいいなー。俺も入れてーっ」←桜生の布団に潜り込む
秋「何やってんだよ…」
睡「僕もやるー!はい秋兄も!」←秋生のふとんに入って秋生も引っ張り混む
秋「わぁ!?」
桜「はいでは、ふとんの日といえばお布団選手権!今から最初にここから出た人が負けです」
睡「え?ふとんの日ってそんな勝負する日なの?」
秋「いや絶対違うと思う…」
桜「どういう経緯であれ、布団に入ったからにはみんな強制参加ですよー」
春「出ちゃダメって、トイレも?」
桜「もちろんそうです。負けた人には恐ろしい罰が待っています」
秋「…恐ろしい罰ってどんな?」
桜「そうだなー。ひとつこれっていうのより、それぞれに合う罰にしようか?例えばすーくんは、3日間鈴々ちゃんとお喋り&ひっつきもっつき禁止」
睡「えっ、じゃあ桜お姉ちゃんは3日間ゆかちゃんとお喋りとくっつくの禁止だよっ」
桜「うわ、そう来たか!もふもふ出来ないのつらいーっ」
睡「となると…春くんはよっちゃんにする?ひっつくとかはないだろうから、会うの禁止」
春「えーっ、会うのもダメなの?それはちょっと嫌だ」
睡「それで秋兄は良狐ちゃん?」
秋「俺別に、あいつと会話しなくても支障ないんだけど」
桜「それじゃ罰ゲームになんないから却下。秋生は夏川先輩との会話が禁止」
秋「いやそれだと俺だけ罰が重いだろ!」
桜「接触禁止にまではしないから、やることできるしいいでしょ」
秋「なっ……」
睡「やることできるって?」
春「それは諸説ありますね〜。喋らなくても一緒にゲームとかは普通に出来るし」
睡「ああ、確かに」
春「デートもまぁ、出来なくはないよね。どうせ家電見るだけだし〜」
睡「スマホのメッセージで会話できるしね。便利な世の中だ」
春「あとはまぁ………ねぇ?」
睡「?」
春桜「ねぇ?」
秋「こっ…こっちみんなッ!!」←バッと立ち上がる
桜春睡「あ」
秋「あ!!」
桜「はい秋生の負けーっ。今から夏川先輩と会話禁止!」
睡「あーあ、秋兄ってば。まんまと2人に乗せられちゃったねー」
秋「こいつらきらい」

数時間後

秋「……」どんより
李「……それは華蓮と会話が出来ないことに落ち込んでるんじゃないな」
秋「……」そうですプラカードを持って頷く
李「さしむけ、この数時間で華蓮と会話が出来ないことに全く支障がない事に逆に落ち込んでいるって所だな」
秋「……」そうですプラカードを持って頷く
李「いや別に俺とは会話していいだろ」
秋「あ、そうか。…会話もなく普通にやり取りが成立するんです。つまり、毎日ほぼ決まったやり取りしかしてないってことですよ」
李「マンネリ化だな」
秋「今日なんて朝の挨拶以来ろくな会話もしてないんですよ!何時間も同じ部屋にいるのに!」
李「まぁ、何も喋らなくても居心地が悪くないのはいいことなんじゃないのか?」
秋「でも会話って大切だと思うんですよ。普通に会話のない意思疎通って、結局の所自分本位で捉えがちじゃないですか」
李「?…会話のない意思疎通?どういう意味だ?」
秋「えっと例えば…俺がこのコメンテーターまた馬鹿なこと言ってますねって意を込めてテレビに向かって顔をしかめると、先輩がきっともうそれが醍醐味でもあるんだろって言う呆れたみたいな顔をします」
李「……他には?」
秋「新しいシュークリーム作ったんですけどってキッチンから視線を送ると、振り返って今はゲームしてるから後で味見するって顔をしてきます」
李「……それから?」
秋「この家電買っていいですか!って顔したら、それは業務用の精肉機だろう馬鹿かお前は?って顔をされて頭ひっぱたかれます」
李「………いやもうお前ら会話がなんじゃなくて、テレパシーで意志疎通してるだけだろ」
秋「いや流石にそこまでは…。顔を見れば何となく言いたいことが分かるだけで」
李「だからそれ一般的にテレパシーって言うんだよ。ただの惚気か?俺のフォローを返せ」
秋「え?」
李「え?じゃない。勝手にやってろチートカップルが」



契バカップルからチートカップルへと昇進笑
桜生と春人と睡蓮はその後も布団の中で一日を過ごし、その日の夜に寝すぎて寝られないと駄々をこねたそうです。


2020/02/10 08:16



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