Day

newinfomainclap*res


日常 | 小話 | 落書



2月2日 夫婦の日
夫婦を見て良さを知りましょう

雅「いい夫婦の日もあって夫婦の日もあって、煩わしいな」
捷「取りあえず語呂合わせ出来そうだからやっとけ的な」
雅「やっつけ感えげついな。またそんでそんな日に何で俺らやねん」
捷「いい夫婦を見て良さを知り、いい加減恋人の一人でも作れという企画(適当な押し付け)」
雅「いやそれやったらいい夫婦の日にやってとけや。いい夫婦言うてるやんけ。そもそも、恋人なんかいらんし」
捷「俺もいらねーけど、まぁ暇潰しがてらな。てことで、さっそくいい夫婦を探してみよう……あ、さっそく第一夫婦発見」
雅「何その第一村人発見みたいなん」

要「大晟、今日は夫婦の…」
大「ちょっとそこに正座しろ」
要「え」
大「ソファのこの焼け跡はなんだ?まさか、寝タバコで燃やしたとか言わねぇだろうな」
要「……えっと、それは…えーと……そうです」
大「殺すぞ」
要「いやでも、そもそもそれ俺が持ってきたソ…」
大「ああ?」
要「だって寝ようと思ったら、そこに煙草があったから!」
大「じゃあてめぇはそこにギロチンがあったら首突っ込んで切られんのか!?」
要「ギロチンって何!?」
大「今から身を持って体験させてやる!来い!!」
要「え!?何!?怖い!!」

雅「……夫婦とか以前に生命が断たれそうやねんけど」
捷「タイミングが悪かったですね、次!第二夫婦発見!」

有「じゅーんーくーんー。今日は夫婦の日だそうですよー」
純「目に見えてバチバチしてるので近寄らないで、どうぞお引き取りを」
有「いや、そんなにバチバチしてねぇよ」
純「だとしても、看守に喧嘩売って今月8回目のマスター検体なんて受けた人と親しくする気はありません。どうぞ、お引き取りください」
有「え、何で知ってんの?誰にも言ってねーのに」
純「俺の情報網をなめるな。今後一週間接触禁止だ」
有「そんな、夫婦の日なのに!」
純「そんなことは関係ないし、次に同じことしたら夫婦の日なんて無縁になるとよく頭に叩き込んでおくとだな」
有「ええ!?離婚危機!?」

雅「………こっちは夫婦生命が断たれそうやねんけど」
捷「こちらもタイミングが悪かったですね。はい、第三夫婦発見!」

蒼「今日は夫婦の日らしいから、夫婦っぽいことしようよ」
享「いいけど、どんな?」
蒼「……そういえば、俺普通の家庭で育ってないからそこら辺は分かんないや。享の家は?」
享「うちは父さんあんまり家にいなかった分、帰ってきたら母さんとってより俺たちとずっと遊んでくれてたから」
蒼「いいお父さんだったんだね」
享「まぁな。暗殺されたけど」
蒼「急にぶっとぶね」
享「あ、そう言えば母さんとよく戦闘訓練してたな。夫婦のコミュニケーションだって」
蒼「…じゃあ実験室で享の戦闘力計るついでに、新しい武器の性能試してもいい?」
享「うん」

雅「一見いい夫婦っぽいけど、これは絶対にちゃうぞ」
捷「参考資料がどうなんだって話だな。いや、うちの両親はいい夫婦だったけども……あ、第四夫婦発見」

龍「今日は夫婦の日ということで、こんなものを用意しました」
稜「…アルバムだな」
龍「そうです。まずこれが、要が初めて稜海のプリンを食べて吊し上げられた時。次にこれが、要が初めて稜海の部屋をぶっ壊して吊し上げられた時。それからこれは、要が初めて他の棟を破壊して独房に入ったのち、稜海に吊し上げられた時」
稜「まともな写真がひとつもねぇな」
龍「ここからは俺のターン。要が俺の棟に来て初めて他の棟を壊して埋めた時。こっちはグレートを入れられて出てきてまたグレートを入れられそうになって埋めた時。これは俺の機嫌が悪くて埋めた時」
稜「……最後のひとつはともかくとして、こいつは常にろくなことしてねぇな」
龍「でも今思うと懐かしいよね」
稜「ここ最近は大晟さんの役目になってるし、出番も少ねぇからな」
龍「いいことだけど、寂しい…って話、この間もしたね」
稜「そうだな」

雅「夫婦っちゅうより親やし、躾とはいえやってる事を考えるとええんかどうかも微妙やし」
捷「ご両親が定着してきてるからな……あ、最後の夫婦発見」

亮彪「にゃー」
真「え?何?今日は夫婦の日だから?」
椿「日頃の感謝を込めて?」
亮彪「にゃー!」←カートを引っ張ってケーキを出してくる
真「わぁー!僕たちにくれるの!?ありがとう!!」なでなで
椿「お前らもたまにはマシなことするんだな」なでなで
亮彪「にゃー」すりすり

雅「最早ただの家族ムービーやんけ」
捷「一番短くて平和でよかったけどな」

雅「ほんで結局、突っ込みどころが多過ぎて全くいい夫婦見た気がせーへんし」
捷「まぁでも、変に取り繕って外面だけの夫婦より、あれくらい常に自然体の方が夫婦として長続きすんじゃね?」
雅「確かに長続きは…いや、若干名怪しいところはあったけどもやな」
捷「あれも何だかんだ言って離れらんねーって。そんなもんだろ」
雅「まぁ、やろうな」
捷「だから雅もさー、あんな感じでもずっと一緒にいたいような相手を見つけるべきなんですよ。じゃないと、俺たちがずっと一緒にいることになるぞ」
雅「冗談キツイわ、ありえへん」
捷「だろ?反吐が出そうだろ?だから相手を見つけなきゃいけねーんだって」
雅「お前な、人にばっかり言うとるけど、自分が探せや。その方が手っ取り早いやろ」
捷「いやー、俺はいいわ。そんな相手いたら好き勝手に夜遊び出来なくなるかもしんねーし、迷惑かけるかもしんねーし」
雅「俺への普段の迷惑は無視かコラ。そんなん言うたら、俺かて好きな時に夜勤行かれへんなるかもしらんし御免や」
捷「いやそもそも夜勤って好きな時に行くもんじゃねーし」
雅「そもそも言うたら、そんな感じで無理矢理見つけた相手と長続きなんかせんやろ」
捷「確かに。でもじゃあ何か?運命の相手だ!!って奴が見つかるまで待つのか?」
雅「結局見つからず仕舞いで、年老いて死ぬ時に何でまだお前と一緒におんねんとか言うてそうや」
捷「あー。何やってんだろうな俺たちとか言いながら死に行く様が目に見えるようだ」
雅捷「うえー、ぞっとする」


いろんな夫婦の形がありますね。
そして二人はいつか運命の相手に出会えればいいですね。
ちなみににゃんこちゃんたちは、真に譲られる前はずっと椿が世話をしていました。ですので、椿にもとても懐いています。

2020/02/02 12:47



[Top]
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -