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1月22日 飛行船の日
要と大晟と稜海と龍遠

要「飛行船って、空飛ぶ船ってこと?」
龍「そうだよ。クジラの水しぶきを利用して海から飛び上がって空を飛……ッ!!」
要「え!?」
稜「分からないことがあってもこいつに聞くなって何度いったら分かるんだ?」
龍「っ!っっ!!」
要「え?嘘なのか?」
稜「クジラの水しぶきで船が飛び上がる訳がないだろ。飛行船ってのは、飛行機の一種で…そうだな。すごく大雑把に言うと、鬼のようにでかい風船に、人が乗るところを作ってかつ操縦できるようにしたみたいなやつだ」
龍「っっ!!」
要「風船に乗れんのかよ!?」
龍「━━━━…」
大「稜海、稜海。こっちこっち」
稜「ああ、忘れてた」
龍「━━━ぷはぁ!!…し、死ぬかと思った……」
大「お前も懲りねぇな」
龍「…まぁ、俺にとって要をからかうことって、他の皆が要可愛い可愛いってするのと同じだから」
大「あっそう。俺としちゃあ、この馬鹿に可愛い可愛いってのがまず理解出来ねぇけど」
要「俺も飛行船に乗ってみたい!」
稜「物さえあれば俺の力で飛ばすことは出来るかもしんねぇが…流石に無理だろ」
龍「遥か昔の乗り物だからね。現物として存在してるものがあるかも怪しいし、少なくともこの牢獄には絶対ないだろうし」
要「ちぇー。大晟と乗りたかったなー」
大「……物があればいいのか?ちょっと待ってろ」
龍「いやちょっと待ってろって大晟さん?まさか例によって脱獄して取りに行く気じゃないよね?どこにあるかも分からないのに!」
大「そんなもん調べりゃすぐに出てくんだろ。なきゃないで、材料揃えて作りゃいいんだよ」
要「作れんの!?楽しそうっ、俺もやる!!」
大「…じゃあ、端からそっちでいくか」
稜「どっちにしても脱獄する気は満々と。最近は本当に要に甘いな」
大「飼い主としてペットに最低限の教育は義務だろ。この程度のことは課外授業の一貫だ」
稜「物は言いようだな」
龍「可愛可愛いが理解できないとか、どの口が言ってたんだろ!!」


本当にどの口が言ってんのかって話ですね笑
この後、本当に材料を準備してこういうことが得意な蒼に声をかけて、そうするとぞろぞろと皆が集まってきて結局顔見知りの人達が揃って飛行船を作り上げましたとさ。
実際に飛行船を飛ばしている気体は空気ではないですが、稜海は基本的に気体ならばある程度は何でも操れるのでその辺も問題なく飛ばしました。
看守に見つかって脱獄と勘違いされましたが、二人のAの力で事なきを得ました。ちゃんちゃん。

2020/01/22 08:22



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