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2019年01月25日 主婦休みの日
主婦を休ませ隊&料理限定主婦と家主

睡「本日は主婦休みの日です。ということで、秋兄は本日休業!」
春「全ての家事を一切禁止します!」
桜「ちょっとでも家事している所をみたら厳しく取り締まるからね!」
秋「……いや、まるで俺がこの家の家事全般こなしてるみたいな言い方してるけど、むしろ料理しかしてないんだぞ?」
睡「我が家の料理がどれだけ重労働だと思ってるの!?秋兄がご飯作れない時に代行した僕は晩御飯だけでへろへろだったよ!?」
春「ちなみに普段は雑用しか手伝わない俺たちも助手をしましたが、慣れない作業に同じくへろへろです」
桜「洗濯物干すのとかお風呂掃除とか部屋の掃除を面倒臭がってるのがバカらしくなってくる程度にへろへろです」
秋「……じゃあ尚のこと好きでやってる俺がやればよくね?」
睡春桜「しゃらーーーっぷ!!!」
秋「うるせぇ…」
睡「好きでやってるかるといって疲れないというわけではありません」
桜「そうです。疲れは知らず知らずのうちに溜まっているのです」
春「そしてそれはいつか貴方の身を滅ぼしますよ!破滅への道へ進みたいのですか!!」
秋「……いや何の話?」
睡「僕たちは既に本日の夕飯の希望をリサーチ済みですので、今から取りかかれば全員の希望通りのものを提供できると思われます」
春「つまり今回は問答無用でカレーでも食べてろ作戦ではなく、きちんと料理をするという意気込みを持って挑んでいるのです」
桜「そして僕たちは、3人で頑張れば出来ないことはないと思っています!」
秋「………まだ朝の10時なのに今から夕飯作んの?」
睡春桜「しゃらーーーっぷ!!!」
秋「だからうるせぇ…」
睡「ということで本日はリビングに立ち入り禁止!!」
秋「え」
桜「はい出てって!今すぐ出てって!」
秋「ちょ…テレビ見れない。ゲームも出来な…」
春「入ってきたら桜ちゃんの鉄拳が飛ぶよ!!」
バタン!!
秋「えぇ……」

 ――30分後

華「…で、やることもなく扉の前で盗み聞きしてると」
秋「………心配で」
華「初めてのおつかいにこっそり付いてく親でもあるまいし。前もそれなりに出来たんだから大丈夫だろ」
秋「いやでも。この前みたいに仕方なくやるんじゃなくて、3人で無駄に張り切ってるところが逆に心配というか…」

ドタドタ!バタン!ガッシャーン!!

秋「ほ…ほら!なんかヤバい音しましたよ!」
華「……皿でも割ったんだろ」

睡「ぎゃああああ!!」
桜「熱いー!」
春「ダメダメ!そっちは今危険地帯だよ!」

秋「戦場!?この中は戦場なんですか!?」
華「……俺には何も聞こえない」
秋「なんて現実逃避!」

ガターン!!バキバキ!!

秋「今明らかに料理には有り得ない効果音がしましたよね!?」
華「………いや、俺には何も」
秋「あくまでも現実逃避!!」

ガタガタ!ドカーン!!

秋「もう放っておけない!」
華「待て。地獄絵図なんか見たくな……子どもの成長を見守るのが保護者というものだろ」
秋「前半!前半に本音が駄々漏れでしたよ!てか、そんな悠長なこと言って家が失くなったらどうするんですか!」
華「もっとでかい家に建て替える。腐るほどある金の使い時だ」
秋「いやいやいや、そんな冗談言ってる場合ですか!」
華「まぁ確かに冗談だが。この家は俺と李月も散々壊してその度に補強きたからな。そう簡単に全壊しやしない」
秋「……本当に大丈夫なんでしょうか…」

ガシャン!ドーン!

睡「ねぇ…この燃えてるのって柱だよね?」
春「いや多分アスパラガス!」
睡「なーんだ。アスパラガスか」
桜「へぇ、アスパラガスって家に生えてるんだー」

メキメキ!バキ!ドスン!!

華「………新しい家に希望はあるか?」
秋「………アイランドキッチンがいいです」



建て替えませんよ!笑
この時どれほどの地獄絵図が広がっているかは想像にお任せしますが、どうにか終息します。
しかしこれから後は、秋生なしの状態で同時にキッチンに入ることを固く禁じられる3人でした。

2019/01/25 12:49



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