Day

newinfomainclap*res


日常 | 小話 | 落書



1月11日 樽酒の日&鏡開きの日
良狐と飛縁魔と亞希と八都
おまけの華蓮と李月

亞「樽酒を用意しました」
八「鏡開きということですね」
亞八「ということで、せぇー…」
華李「ちょっと待て」
亞「何だ、年始の大事な作業中だというのに。邪魔をするな」
八「そうだよ。日本に伝わる昔ながらの行事なんだからね」
華「そう言って飲み散らかしたいだけだろう貴様ら」
李「本気でこの大きさを樽酒を全部飲む気か?殺すぞ」
亞「はっ、何を戯れ言を。嫌味を言いに来たのならさっさと消えろ」
八「この酒が一ミリ足りとも僕たちの口に入るとでも?」
華李「は?」
良「亞希!酒はまだか!」
飛「蛇!つまみももう無いよ!」
亞「ほら見たことか。鏡開きだからと昨晩からずっとこの有り様だ」
八「僕たちの楽しみと言えば、樽酒を割って気分だけ盛り上げることくらい…ってのは流石に冗談だけど」
亞「それほど飲んだくれる間もありはしない」
華李「………(絵に描いたようなかかあ天下だな…)」
良「亞希!」
飛「蛇!」
八「ひの姉さん、生身なんだからそんなに飲んだら明日死んじゃうよ」
飛「いいんだよ、こんな日くらい。酔って吐くためにあるような日さ。あたしはあんたらと違って自業自得だからね」
亞「飛縁魔はそれでよくても、良狐は少しは休酒したらどうだ?影響はあの子に出るんだぞ」
良「わらわの媒体を舐めるでない。あやつはザル故、樽酒のひとつふたつ一気にあおっても微塵も影響などないわ!」
亞「はぁ?何だそれそんなの聞いてないぞ」
良「いちいち言うことでもあるまいて。前に一晩で一升瓶を30本開けたことがあったが、まるで何もないようにピンピンしておったからの」
飛「はぁ、そりゃあ凄いねぇ。可愛らしい顔してとんでもない子だ」
八「なっ…何て願ったり叶ったりなオプション!!」
亞「理不尽だ…この上なく理不尽だ……!!」
李「……人は見かけに寄らないとはよく言ったもんだな」
華「あいつ、まだ何か末恐ろしい能力でも隠し持ってるじゃないだろうな…」


秋生くんの生態は未知数。
ちなみにですが、双子である桜生もザルだったりします。
高校生には全く必要のない才能(?)ですが、二十歳になれば大いに活用されることでしょう笑

2019/01/11 12:43



[Top]
×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -