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日常 | 小話 | 落書



12月13日 双子の日
大晟と要と捷

要「双子っていうとさ、顔が似てる以外にも似てるところがあるもんなんだろ?」
大「似てるってか…同じ行動取ったりすんだろ?あとは言葉がハモるとかな」
要「……ふうん」
捷「いやその、本当に双子なんだろうな?みたいな目で見てんじゃねーよ」
要「いや、顔は激似だし疑ってはねーよ。ただ、同じ行動とか言葉がハモるとかそういうの絶対になくね?顔が似てるからって皆が勝手にそう思ってるだけで、本当はそんなことないんじゃね?」
大「今でこそ双子は禁止されてっからレアだけど、昔は普通にいたんだから憶測ではないだろ。研究がされてたかは置いといて、不特定多数の双子がそうだったから現代まで語られてんだろうし」
要「むずかしい」
大「双子は本当に同じ行動取ったりハモったりする。捷と享がおかしいだけ」
要「おお、なるほど」
捷「唐突にディスられるとか理不尽すぎるんですがそれは」
大「まぁでもな。性格が似てなくてもふとした拍子に同じ行動取るらしいから、一緒にいるところを観察してたらもしかするともしかするかもな」
要「あー、そうか。普段から一緒にいることがないから、同じ行動取るタイミングもハモるタイミングもねーのか」
大「おいお前らしばらく四六時中一緒にいろ」
捷「いやいや無理だろ。享にも享の生活があるし、俺にも俺の生活があるわけで。いやいやいや、勘弁して下さいよ。マジで」
大「やけに嫌がるな」
要「享と一緒にいるとバカなことやる前にバレて止められるから」
大「あー。……それもある意味双子だからなのか?」
要「俺が求めてるのはそういうんじゃない。もっと双子あるあるみたいなのがいい」
捷「何だよ双子あるあるって。そんなのねーよ」
大「ねぇこたねぇだろ。たまたま行き付けの店が同じで店員から、あいつ来る度に髪の色変わってんな将来ハゲんぞと密かに思われてるとか」
捷「何そのピンポイントあるある」
要「あー。美容院行ったら、え?昨日も来たよね?とか」
捷「ねーよ。……いやまぁ、違う地区行ったら知らない囚人にあれ?髪黒くしたんだ?とか言われるけど。いや誰だよお前って思っても面倒だから適当にごまかすけど」
要「そういうの、そういうの!間違えられても面倒だから適当にごまかすみたいな双子あるある!そういうのが欲しかったんだよ!」
捷「知らねーよ!」
大「あと初等教育…昔でいうと小学校とかでさ、入れ替わってもバレないんじゃね?とかってやってみるとかは?」
要「それも双子あるあるなのか?それならしょっちゅうやってんぞ」
大「マジかよ。捷はともかく享もやんのかよ」
要「やってる…らしい。俺は一回も気付いたことないからやってんのかやってないのか定かじゃない」
大「いくらなんでもネタバレしされたら気付くだろ」
要「いや、後から実はあの時の捷は享でしたとか言われてもわかんねーよ!だって捷なんだもん!共有地で一緒に稜海にボコられてる時の捷が享でしたって言われて気付くか?」
大「そこまですんのか……」
捷「まーやるからには完璧にがモットーだから。雅と蒼に出会さない限りは絶対にバレませんとも」
要「あの2人がどうして分かるのか俺には理解できない。こればっかりはほんと、俺が馬鹿だからとかじゃないから。誰も気付かなかったから」
捷「残すは大晟さんだけだな!」
要「頑張れ大晟!」
大「いや何を頑張んだよ。…でもまぁ、不信に思ったら蒼か雅を連れてくればいいってことだろ?」
捷「そうなると打つ手なしだけど。それ以前に不信に思われることすらねーから大丈夫!」
大「すげぇ自信だな」
捷「そりゃあだって大晟さん、今も全然気付いてないじゃん?」
大「は?」
要「え!?享!?」
捷「…なぁーんちゃって!」
要「え?は?…捷?」
捷「さて、どっちだろうなー?」
要「え!?まじでどっちなんだよ!!」
大「ひっ捕まえて蒼か雅の前に突き出してやる」
捷「大晟さん怖い!目がマジだから!!」


享「すぐ調子に乗るからああなるんだ」
有「……お前は本当に享なんだろうな?」
享「そして俺の信用も落ちると」
有「………まじどっちなんだよ?」
享「ノーコメントだ」


さて本当はどっちでしょうか?笑


2018/12/13 12:39



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