Day

newinfomainclap*res


日常 | 小話 | 落書



10月31日 ハロウィン
妖怪ズ&華蓮と秋生

秋「ハロウィンです」
華「そうだな」
亞「おい。Trick or Treat」
華「ほざいてろ」
亞「いいのか?菓子を寄越さないと悪戯を…」
秋「一緒にアイラブヘッド様Tシャツ着てツーショット写真を撮ってくれたらお好きなお菓子をお作りしますよ」
亞「え?ほんとに?…栗きんとんとか?」
秋「もちろんです」
華「ちょっと待て」
秋「いいじゃないですか、減るもんじゃないし。小さい先輩とペアルックツーショットで大満足の俺は本物の先輩にもシュークリーム大盤振る舞いですよ」
華「……今回だけだからな」
亞「じゃあそれで」
八「いやいやいやちょっと!?」
一「何をほいほい口車に乗せられてんだよ!」
四「やぁねぇ全く」
狸「……」←頷く
良「この低俗な鬼めが」
亞「だって栗きんとんくれるって言うし」
八「食べ物に釣られてどうすんの?」
一「断固拒否され、それを悪戯を容認したと見なし壮大な悪戯を決行する計画だろーが」
亞「でも栗きんとんくれるって言うし」
四「あなたどれだけ栗きんとん食べたいのよ」
狸「……」←少し呆れる
良「もうよいわ。わらわたちだけで壮大に遊ばせてもらうからの」
華「いいのか?お前らも大人しく菓子を選べば好きなものを作って貰えるらしいが?」
秋「え、俺そんなこと言ってな…」
華「拒否するならお前の要望も却下だ」
秋「喜んで何でも作ります」
良「そう言うて菓子に釣られるほど妖怪は…」
一八「かりんとう!」
四「じゃあ私はアップルパイ。…狸は?」
狸「………クッキー」
良「お主らには妖怪のプライドというものはないのか」
一八「だってかりんとう美味しいし」
四「私は狸と楽しめれば悪戯でもお菓子でも何でもいいわ。ねぇ?」
狸「……」←頷く
華「で、良狐?お前はどうするんだ?」
良「……不味い羊羮を作りおったら承知せぬからの」
秋「作るからには不味いものは提供致しません」
亞「皆がお菓子を貰えるならなぜ俺だけ変なTシャツを着せられるのか。底知れない理不尽を感じる」
秋「それならツーショットじゃなくて、全員アイラブshoehornTシャツで記念撮影の方が……いいです?」
華「勝手にしろ」
亞「それなら平等だ。お前たちも文句ないだろ」
一「かりんとうが食べられるなら何でもいい」
八「右に同じ」
四「楽しいからいいわよ」
狸「……」←頷く
良「もう好きにするがよい」
秋「……なんか、結果的に先輩に上手く乗せられてる気がしないでもないけど」
華「気のせいだ、気のせい」

いよいよ一都まで仲間入りし、ますます賑やかになってきました。
妖怪たちは基本的に甘いものが大好きですが、中でも八都と一都は特に甘党です。性格は真反対ですが、他の頭たちがそれぞれ違った感情と好みを持っているのに対してこの二頭に限り食の好みやその他の好みがほぼ同じです。
2018/10/31 12:14



[Top]
×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -