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10月17日 オンラインゲームの日
要と大晟と稜海と龍遠

要「オンラインゲームって何?」
龍「ライオンが…」
大「おい待てコラ。何を涼しい顔で嘘を吹き込もうとしてんだよ」
龍「そんなこと言われたって、聞かれたら答えずにはいられないんだよねぇ」
大「寝ても覚めても根性がねじ曲がってんだなお前は。救いようがねぇ」
龍「酷い言われ様…まぁ否定はしないけど」
要「……なぁ、ライオンは関係ねぇの?」
稜「あるわけないだろ。ったくお前は、知らないことを龍遠に教えてもらうなってあれほど言ってるだろ」
要「だって丁度いいところに龍遠がいんだもん。…で、オンラインゲームって何?」
稜「ネットワークに接続してプレイするゲームだ…って言ってもお前はどうせ理解出来ないだろうな」
要「よく分かってらっしゃる」
稜「まぁ分かりやすくいうと、オンラインゲームだと、同じ場所にいなくても世界中の誰とでもそのゲームが出来る」
要「……つまり、俺が自分の部屋にいて、稜海も自分の部屋にいても一緒に出来るってことか?」
稜「そういうことだ。まぁ、そのためには媒体はそれぞれに必要だけどな」
要「てことは、世界中の奴をこてんぱんに出来るってことだよな?」
大「俺にもろくに勝てないくせによくそんな大口が叩けるな」
要「だから大晟がするんだよ、大晟が」
大「しねぇよ。大体、世の中そんなに甘くねぇっつの。この牢獄の看守程度ならまだしも、世の中にどれだけのプレイヤーがいると思ってんだよ」
龍「いやいや、看守も甘く見ちゃダメだよ」
要「……強い看守がいんの?」
龍「前に1回この島内だけ繋がるように設定してやってみたら数人ヒットしてね。アクションゲームだったんだけど、その内の1人にこてんぱんにされたんだよ」
稜「それも秒殺でな」
要「……それが何で看守なんだ?」
大「この島だけ繋がるようにしたから、つまりこの牢獄の奴ってことになるだろ。この牢獄でゲーム所持してるのなんて、俺らか看守かのほぼ二択しかねぇからな」
龍「そ。他の地区に俺たちみたいな囚人がいればまた話は別だけど…可能性としては看守の線が濃厚だよね」
稜「看守に負けるなんてくそ甚だしいが、あれは上手いとかの次元越えてたな」
龍「きっと前職はプローゲーマーに違いないよね」
稜「あんだけ実力があってプロゲーマーなら、看守になんてならずに今でもやってるだろ」
龍「じゃあ、前世がプロゲーマーかな?とにかく尋常な強さじゃなかったよ」
大「へぇ…ちょっと見てみたいな」
要「じゃあ今度そいつに挑んでみようぜ!看守だとしても囚人だとしても、まだいるだろ?」
稜「まぁ…多分な」
大「こてんぱんにされて泣くなよ」
要「泣かねぇよ!」


囚人も看守も好き勝手。
看守に至っては見つけた時点で取り締まれよと思わずにはいられないですね。
ちなみに要はこの後実際に挑んで秒で負けます。何度挑んでも負けます。ありとあらゆるハンデをもらっても、尚負けます。
どこかで見たことありそうなゲーマー看守ですね笑

2018/10/17 13:07



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