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日常 | 小話 | 落書



8月2日 カレーうどんの日
朝の食堂でのひとこま

要「そんなわけで、今日は特別に朝飯がカレーうどんです」
大「バッカじゃねぇの?このクソ暑い時期に、それも、朝っぱらからカレーうどん?バッッカじゃねぇの?」
バシッ
要「いたっ!…なんで俺を叩くんだよ!」勢い余って箸が飛ぶ
稜「……」
有「うわ!…無言で避けんなよ、怖ぇな!」
大「何やってんだてめぇ、危ねぇだろ」
要「誰のせいだと…!」
大「うるせぇまずはごめんなさいだろうが」要の頭を机に叩きつける
要「ぎゃあ!ご……ごめんなさい(こんなの理不尽だ…)」
稜「…大晟さん、今日は随分と機嫌が悪いな」
大「朝からカレーうどんなんか食わされて機嫌がいいわけねぇだろ」
有「まぁ確かに、普段残飯みたいなのしか食ってない俺らには朝から重たいとは思うけど…」
稜「それも、この夏真っ盛りに冷房もない密集地帯だからな。気持ちは分からなくもないけど…」
大「それだけじゃねぇ!よりにもよって辛口だぞ?どんな思考回路でわざわざ辛口にするんだよ?この世の全人類が辛いもの好きだとでも思ってんのか?だとしたら、要が可愛く見えてくるほどの馬鹿だな!」
要「……大晟、辛いの嫌いなのか?」
大「だからさっきからそう言ってんだろ!」バシッ
要「いたっ…初めて聞いたけど!?」
有稜「(珍しく要が不憫だな……)」
大「暑い臭う熱い辛い!こんなもん独房で転がってる方がまだマシだ……そうだ、そうしよう」
有「いやいや、大晟さん待って。颯爽と立ち上がらないで」
大「看守に喧嘩売ってくる。数発殴りゃ入れてくれるよな?」
稜「一発でも入れてもらえると思うけど…日頃の恨みも込めて数十発くらいお見舞いしてもいいんじゃないか?」
大「なるほど、そりゃあいいな」
有「よくねーから!稜海も何触発してんだよ!止めろよ!」
稜「大丈夫だよ。まぁ見てろ」
大「カレーうどんも食べなくてラッキー、看守ぶっ飛ばして苛々もスッキリ。一石二鳥とはこのこのだな」
要「ちょっ、ダメダメ!そんなのさせねぇから!」
大「退け。てめぇもぶっ飛ばすぞ」
要「退かねぇよ!…カレーうどんなら俺が食べるし、代わりになんか甘いもん取ってきてやるから落ち着けって」
大「口から出任せで適当なこと言うんじゃねぇよ。退け」
要「退かねぇって!大晟が独房に入ったら俺が一人になるだろ!そんなのぜってーやだかんな!」
大「……」
要「とりあえず部屋にあるチョコでも食ってて。すぐなんか取ってくるから!」
大「………あー、クソ!大人しく食えばいいんだろ、食えば。なんだお前、本当腹立つ奴だな」
要「はぁ?意味分かんねーし。大晟こそ何なんだよ」
大「うるせぇ。黙ってさっさと食え」
要「………まぁ、独房行かないなら何でもいいけど」
稜「ほらな」
有「なんつーか、毒されてんなぁ…」


要はここのところ可愛さアピールキャンペーンの大売り出し中ですね。
両手を上げて大好きって言ってるようなもんですが、本人がそれに気付いてないから余計に可愛く見えるんでしょうね。まぁ、設定上気づいちゃダメなんですけど笑

2018/08/02 12:42



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