Day

newinfomainclap*res


日常 | 小話 | 落書



八都と亞希



亞「え?何でお前いっちょまえに洋装?」
八「何でって言われても…動きやすいし」
亞「しかもその顔で一人称僕?」
八「いやそれには僕も違和感を持ってるよ。だから普段は媒体の姿なんだよ」
亞「一応考えての上なのか」
八「そうだよ。それに引き換え、亞希はぶっちゃけ元々が媒体に寄ってるよね。わざわざあの顔にしなくてもいいんじゃないの?」
亞「小さい方が勝手がいいし、楽だろ。とはいえ、自分の姿だと色々と思い出して気分が悪いからな」
八「なるほどね」
良「違うの。本当の姿をしておったら、かつて取って捨てた女妖怪に会うた時に都合が悪いからじゃ」
亞「急に出て来て何を言い出すのかこの女狐は」
八「……そうなの?」
亞「違う」
良「捨てた女の数は両手両足じゃあ収まらぬからのう」
八「あー…。さすが、男前は罪ですねぇ」
亞「違うって言ってるだろ」


亞希言っていることは事実ですが、良狐の言葉は少しだけ語弊があり、人数はともかくとして決して取って捨てたわけじゃありません笑
妖怪たちはみな揃って長髪ですが(亞希は長髪と言っていいのか微妙ですね)それには一応理由があり、髪に妖力を溜め込んでいるのです。
ちなみに、亞希の髪に巻き付いているのは良狐の妖力が詰まった何かです。一体何なのかは亞希本人も知りません。
2018/07/28 15:15



[Top]
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -