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7月26日 幽霊の日
加奈子とクロゴマと世月とラスボス

加「今日は私たちの日!」
ク「にゃー!」
世「張り切っていくわよ!」
カ「果たしてボクは幽霊という枠組みなのか」
加「悪霊も霊って付いてるからいいんじゃなぁい?」
ク「にゃーあ?」
世「そうそう、固いこと言わないのよ」
カ「…まぁいいか。せっかくだからぁ、楽しもぉおっと」
加「なにする?なにする?」
ク「にゃーにゃ?」
カ「じゃあぁ、幽霊らしくぅ、人間を呪うとかぁ?」
世「馬鹿なの貴方?呪いなんて地味なことして何が楽しいのよ。もっと派手なことじゃないと」
カ「……君、本当にあっち側の人間?」
世「少なくとも貴方と同じ土俵にはいないわ。…そんなことより、派手に幽霊らしいことをするためには何がいいか考えなさい」
加「ポルターガイストで人間をいっぱい驚かす!」
ク「にゃ!」
カ「道行く人をひとりひとり驚かしていくのぉ?それも地味じゃなぁい?」
ク「にゃーにゃー!にゃにゃにゃーの?」
加「ひとりひとりじゃなくて、みんないっぺんに驚かせられたらいいんじゃないかって」
世「みんな一斉にねぇ…。確かに、この街の人が全員急に霊が見えるようになったら、大パニックね」
カ「それは楽しそうだけどぉ…そんなことしようと思ったらぁ、凄い強大な力でぇえ街全体を覆わないとぉ」
世「スケールが大きいわね。さすがに不可能かしら」
加「学校の悪い力を全部街に出せたらいいのにね」

カ世「………なるほど」

加「?…どうしたの?」
世「いいわ、凄くいい案ね。…やるわよ、ラスボス!」
カ「おっけぇ女王様ぁ。楽しくなってきたねぇ」
世「ふふふふ!この街を恐怖に陥れてやるわ!」
カ「やっぱり君、こっち側なんじゃない?」


李「この街の終焉が見えるぞ」
華「気が済むまで逃げるが吉だな」
李「桜生…どこか行きたい所あるか?」
桜「えっ、デート?じゃあショッピング!」
華「秋生…家電でも見に行くか?」
秋「えっ、い、行きます!やった!」


あくまで世月さんは華蓮たち側の幽霊です。
ただ性格上、少々調子にのり過ぎてやらかすこともしばしば。
この後も双月にこっぴどく叱られてしょぼくれます。自業自得ですが。
そしてラスボスさんが段々と身近な存在になりつつありますね。意外とキャラが生きるので今後も活躍願いたいところです笑

2018/07/26 08:17



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