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日常 | 小話 | 落書



7月16日 虹の日
大晟と要、他

要「龍遠のバーカ!」
大「急にどうした」
要「ずっと前、龍遠に虹の端まで行ったら階段があって、それを登ると虹の上を歩けるって嘘つかれた」
大「あー…」
要「まだ出たり入ったりの時だったから、釈放されて見たときに端を探してすっげぇ走り回ったんだぞ」
大「あいつ、他の誰が聞いても嘘と分かるけど、要が聞くと信じるか信じないかギリギリに絶妙な嘘吐くよなぁ……」
要「いや、感心してる場合じゃないから!ずっと走って探したから俺はすげぇ腹が減って、行く先々で食料盗みまくらなくちゃいけなかったんだぞ。回数が多いと危険も多いし、結局捕まるし!」
大「害虫のような奴だな」
要「うるせー!それなら国潰した大晟は怪獣だろ!ウルトラマンに退治されてしまえ」
大「退治されていいのか?」
要「………ダメだよ!ふざけんな!」
大「何だお前は。よく考えてから発言しろ」
要「とりあえず、俺はまたしても捷に爆笑されるまでずっと信じてたんだからな!龍遠のバーカ!」
大「落ち着けよ。虹の上を歩くのは無理だけど、小さいの虹の下を潜るくらいなら出来るぞ」
要「そんな嘘に騙されるか!」
大「嘘じゃねぇよ。やってやるから看守室からホースと水持ってこい」
要「……ほんとだろうな?」
大「チョコレートに誓って本当だ」
要「(チョコレートに誓って?……まぁいいか)今すぐ取ってくるから待ってろよ!!」
大「おー、気を付けろよ(さてこれでしばらくゆっくり出来るな)」


龍「はっくしゅん!」
有「風邪か?」
龍「……いや、これは多分要についた嘘のひとつが発覚したか、過去に発覚したそれを思い出して憤慨してるかのどっちかだね」
有「お前どんだけ要に嘘吐いてんだよ(そして何で分かるんだよ…気持ちわりーな)」
龍「覚えてないけど、部屋に戻れば要に吐いた及びこれから吐く予定の嘘リストあるよ。ノート3冊分くらい」
有「ほんと性格悪いな」
龍「でもこれ、全部小さい頃に俺が吐かれた嘘だからね?それをリストにしただけだからね?」
有「誰だ、コイツに外道の素質があることを見抜けずこんな風に成長させた奴は」
龍「それは秘密。まぁ、もかしたら今頃は後悔してるかもしれないよ」


稜「はっくしゅん!……風邪か?」



悪いことはするもんじゃいですね。いつか自分に返ってくるものです笑
ホースで小さい虹を作って、その下を潜って楽しかったあの頃はまだ純水だったんだろうなぁ、と思います。
暑いとたまにやりたくなりますけどね。
今は濡れると後が面倒くさいなぁとか、そんなことを考えてしまう年になってしまいました。

2018/07/16 08:46



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