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日常 | 小話 | 落書



メイド龍遠



有「これを着て颯爽と歩き、果たして反省と言えるのか」
龍「してるよ!こんな格好で出歩くなんて、本当に、死ぬほど、嫌だっんだからね!」
有「……今は?」
龍「…いや、まぁ…自分で言うのもだけど似合ってるし?どこ行っても評判いいし?別に脱ぐ要素ないかなみたいな?この鉛はちょっと邪魔だけど」
有「すっかり気に入ってんじゃねぇか」
龍「いやでも、ちょっと言い分けさせて。俺が今もこんな格好を甘んじて受け入れてる一番の要因は稜海なんだから」
有「なんだまたなんかやらかして延期されたのか?本当にどうしょうもねぇな」
龍「違うよ!今回のは本当に反省してるんだって」
有「どうだか。…で、延期じゃねーなら何で稜海が要因なんだよ?」
龍「稜海が…その格好だと目立つから、探したい時にすぐ見つかるし、そしたらいつももっと長く一緒にいられるのにな……とか言うから」
有「…いやそれ完全に乗せられてんだろ」
龍「そんなこと分かってるよ。分かってるけど、そんなこと言われたら喜んで着る他ないでしょ。ええもう、いつでもどこでも、24時間営業でメイド服をお届けしますってなもんだよ」
有「…お前、何でそんなに稜海のこと大好きなのに殺しかけるんだ?」
龍「だって俺、稜海が俺以外の全ての生き物と親しくしてるの嫌だから。本当なら施設の時にみたいに24時間どっかに隔離して俺以外の誰とも接させたくないから。でもここではそんなこと出来ないし、皆といるのを稜海も楽しんでるし。いやまぁ、それは俺もだけど。でも、常に俺だけ見てればいいのにって思ってるし………つまり、独占欲の行く末?」
有「いや怖ぇよ」
龍「それは稜海も分かってるでしょ」
有「分かってて野放しとかアイツも何やってんだ。もっと厳しくしつけろ。そのうち、いっそ殺せば一生自分だけのものとか言い出すぞ」
龍「そこまではしないよ。…多分ね」


思いの外長くなった上に龍遠が狂気の沙汰笑
龍遠がいかに稜海が好きかをお伝えしたかったのですが、結果的にただ龍遠が怖いだけで終わるという。
しかし私はこんな変態でもお気に入りです笑



2018/07/15 09:33



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