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日常 | 小話 | 落書



7月13日 オカルトの日
深月と春人

春「みつ兄、オカルト新聞を作ろう!」
深「おー、頑張れよー」
春「みつ兄もやるの〜。この学校の心霊現象を集めて……腐るほどあるくない?」
深「売るほどあるな。それに、ここの連中ってそういうの日常茶飯だからあんま食いつかねぇだろ」
春「いつかやった幽霊はいると思いますかアンケートも、ほとんどいるに決まってるだろ的な感じだったしね〜」
深「そうそう。皆さん慣れてっから」
春「まぁ、化け物による校舎半壊騒動があっても、誰一人転校しようとかしなかったからなぁ……つまんない」
深「オカルトなんて身近過ぎて何の面白味もねぇんだよな」
春「普通ってもっと違うじゃん?夜に心霊スポットとか、学校忍び込んで七不思議とか行って、キャーコワーイ!みたいなんじゃん?それに男はときめくんでしょ」
深「守ってあげたい的な?…この学校では無縁だな。見たことなくてもいるのは確実だし、夜に来なくても昼に出るし」
春「くそつまんない学校だね」
深「それにほら、そんな新聞出すと興味がなくてもそういう話になるだろ?そうすると霊たちが感化されて騒ぎだすだろ?場合によっては集まってくるだろ?そうすると?」
春「夏川先輩のお怒りに触れるね〜」
深「となると?」
春「みつ兄がバットでボコボコだね〜」
深「地獄絵図まっしぐらに恐怖しかねぇわ」
春「…いや、でもさ。そもそもオカルトって、心霊現象だけじゃないでしょ?神秘的なこととか、UFO的なこととかも含むじゃん?そっちなら夏川先輩も広い心で受け止めてくれるんじゃない?」
深「そもそもアイツに広い心なんてねぇよ。…まぁけど、心霊関係じゃなかったら無関心かもな」
春「つまり俺たちもいよいよ、これまで避けて通ってきた宇宙との交信に手を出すときが来たってことだ!」
深「うん、まぁ…別に避けてたわけじゃねーけどな。それこそ、雲を掴むような話だから手を出そうにも出せなかっただけで……」
春「UFOと交信なんてできたら大スクープだよ!桜ちゃんも誘わないと!!」
深「…それ、桜生を変なことに巻き込んだって俺が李月殴られるパターンじゃね?」
春「ちょっと呼んでくるね!」
深「春人くん?俺の話聞いてた?」
春「大丈夫!夏川先輩より李月さんの方が手加減してくれるって!同じ顔だし!」
深「そもそも殴られない道はねぇのかよ!?」


どう転んでも殴られるのは深月さん。
不憫ですが、それが宿命というやつですね笑

2018/07/13 08:25



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