え、なんて?
「えーもう帰っちゃうの?」
「帰るよ。カカシ明日も任務早いじゃん」
そう言うとカカシはうーんと唸った。そして黙り込む。なんだか帰りずらい雰囲気を作ろうとしているなこれは。今回は負けないぞ!
「大丈夫。オレちゃーんと起きるからさ。まだ居なさいって」
ソファに座ったままカカシは先ほどまで私が座っていた隣のスペースをバンバン叩いた。座ってと言わんばかりに。
う、うう…。いかんいかん!ここんとこずっとお泊りだもん。さすがの私も家に帰ってゆっくり寝たい。
「だーめ。任務の前の日ぐらい体休めなって、ね?」
「ん?なまえがいても体は休めるよ」
「………いやあのね」
「つかさなまえがいたほうが次の日元気でるのよねボク」
「……あんたはね」
私は腰が痛くなるけどね!キミのせいでね!なんて言ったらなにされるかたまったもんじゃないので黙っておく。
「…もう。でも今日は帰るからね」
一つため息をついて、ソファに座る。カカシは「はいはい」とにこにこ笑って私の顔をべたべた触る。
いや、かわいいんだけどさ。そんな顔でいちゃいちゃされてもさ。負けちゃうんだもんなー。いつも。
はあ、今日もお泊りかな。
と肩を落とすと、上から声を掛けられる。
「なまえ」
「ん?」
「もうここに住めば?」
「………」
え、なんて?
「いったん落ち着こうか」
「オレはいたって落ち着いてるよ」
「………同棲ってこと?」
「結婚しよってこと」
→あとがき
原作では大人なカカシですが、デレデレかわいい彼も良いではないか。
------------
最後までありがとうござます!
よろしければポチっと。
→●△●
[←戻る]