「トーマ」

「なに？どうした？」

「ううん、なんでもない」

「なんだよ、相談なら聞くよ？」

「トーマ」

「なに？」

「あのね」

「？」

「大好きだよ」

「……」

「トーマ？」

「…っ、お前、可愛すぎっ」

「えっ、きゃっ！」

「ああもうなんでそんなに可愛いのお前は」

「トーマも可愛い」

「嬉しくないからな、それ」

「顔、真っ赤だよ？」

「…はいはい、お前も。真っ赤だよ」

「それは…トーマが抱きしめるから」

「抱きしめるから、なに？」

「…いじわる」

「ごめんごめん。怒るなよ」


「ねぇ、トーマ」

「ん？」

「ずっと、トーマと一緒にいたいな」

「…俺も、お前をずっと抱きしめて、キスして、一緒にご飯食べて、一緒に寝て、散歩したりしたいよ」

「それって…」



「ん、…俺と、結婚、してください、」


「…っ！はいっ」




すき


こんなハッピーエンドも、ほのぼのしてていいかな、と。