「しっのっぐーん!」

「ハッ殺気!?凌チョップ!」

「甘い!ホワイトナイト!」

「なんやてっ!?…ぐああっー!や、やられた…!」

「………何してんのお前ら」

「おおよく来たなビューティームーン!」

「誰がビューティームーンだ」

「なんや、美月か」

「凌まで何してんだよ」

「白夜が襲いかかってきてん」

「ああ、そう…」

「なあなあ!凌って英語で何て言うの」

「Shinoguだろ」

「ちっげーよバカ美月!空気読め!」

「俺お前にだけは言われたくないなあ!」

「まあ落ち着けや2人共」



刧刧



「美月職員室に何しにいったの?」

「んー?入部届け出しに」

「部活入るんか」

「うん。水泳部」

「宇宙科なのに部活も入るだなんて…大丈夫なん?無理はしぃひんようにな」

「ああ、ありがとう凌」

「あっ…」

「どうした白夜」

「いや、イケメンがいるなと思って」

「ん?…ああ、あいつか」

「美月知り合いか?」

「いや、知らん。けどやっぱりイケメンているんだなーと思って」

「せやなぁ」

「あ、イケメンこっち来る!」

「……ああ、こんにちは。この間はどうも」

「あー、いいえぇ」

「それじゃあ、俺はこれで」

「…………」

「…………」

「…知り合いなんか?美月」

「あいや、この前職員寮聞かれただけ…」

「なんかあいつ気取ってんなー!やっな感じー」

「シッ白夜!聞こえるだろ!」

「…………」









「…………(やな感じで悪いかっつーの)」





柚月さんとどう絡ませていこうか悩む



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「見えない臓器の名前は」
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