「もうすぐ健康診断か」
「うわマジかよダル」
「サボったらあかんで柚月」
「わかってるっつーの」
「…………」
「あれ?どうした白夜」
「やけに静かやな」
「お前ってどーでもいいイベントにもはしゃぐ奴だと思ってた」
「……り……ない」
「え?」
「は?」
「あん?」
「身長測りたくない!!!!」
「ああ…」
「そういやお前俺らのなかで一番小さいもんな」
「ちっちゃくないよぅ!」
「いや小さいよ」
「理不尽だ!こんなの理不尽だ!美月と一緒に育ってきたのにこんなにも身長が違うなんて理不尽だ!美月お前!さては俺の預かり知らぬところで俺の食事に身長止める薬を混ぜていないだろうな!?訴えるぞ!!」
「理不尽だ…」
「理不尽なのは俺の身長!美月!今すぐお前の身長寄越せ!さもなくば貴様の命はないと思え!」
「いい加減しないと削るぞその身長」
「ごめんな!!さい!!!」
「白夜弱いな」
「苦労してる分美月の身長が伸びたんとちゃうのん?」
美月のキレると怖い面は咲月に受け継がれたという伝説