bitter taste

※緩いですが裏になります。苦手な方は引き返してください。








「 ...僕ね、他に好きな人が出来た 」







「 ぁあ?....



それ...今言うことなん? 」



「 うん、言うなら今かなって思って 」




僕の真上にある忍足の顔が険しくなった...気がした。逆光でよく顔が見えないけど...





「 ほんま自分、いい性格しとるわ 」






「 うん?そうかな..あっ 」


彼は僕が最後まで喋り終わる前に僕の中に自身を侵入させて来た




「 うあぅ.......ね、..


ね、ねぇ...君、今僕が言ったこと、聞いてた? 」


そう言ったら彼はニヤりと笑みを浮かべて、律動し始めた



「 こないタイミングで言う不二が悪いんと、ちゃう? 」




僕は強引に揺さ振られて頭が真っ白になりそうだった



「 ちょ、まっ........


きっ..君が...普段人の...話、聞かないからっ..うあぅ.. 」


余裕なく途切れ途切れに言葉を紡ぐ。反対に余裕の忍足の律動は次第に早急になっていく...



「 フ...やからって今かいな、..






よくそんな平気な顔でそないなこと言えたもんやな.....んで、誰なん?好きな奴て 」



と、突然忍足は真面目な顔になり動くのを止めた。彼は自分自身を僕の中からアッサリと引き抜く...





「 俺の知ってる奴か 」





忍足は僕が誰と遊びに行こうが、泊まりに行こうか大して何も言わない。僕に関心がないんじゃないかと思ってしまう

僕は君がいつ誰と何処に遊びに行くとか、気になって気になって仕方がないのに。




彼が僕のこと本当に好きなのか....確かめたくて僕は彼に他に好きな人がいる、だなんて嘘を付いた



ほんの軽い気持ちで

嘘を付いたんだ







「 ...うちの学校の奴か? 」



「 .....え? 」


彼は僕が黙っていたのを肯定と取り勝手に話を進める




「 ....ちゃうな。



ま、うちん学校の奴やったらそいつ学校行けへんようにしちゃるわ 」




忍足がニヤりとまた怪しげに笑う... でも目は笑っていない


...僕の頬に嫌な汗が伝う



こんなの君じゃない

君はいつももっとアッサリしているじゃないか





「 誰や、言わへんと 」



「 ....? 」






「 不二の周りうろつく奴片っ端から片付けたるわ



...冗談とちゃうで? 」




「 ! 」



その時の彼の顔を僕は一生忘れないと思う、





今まで僕が何を言っても君はあまり関心を示さなかった。

今君は僕の言葉に感情を露にしている



その事に対して嬉しい気持ち











...それ以上に、僕の今の話が全て嘘だと正直に話したら、彼はどうするのか、それを考えると少し怖くなった





「 忍足...... 」


「 なんや、喋る気なったんか 」



言わなきゃ...

「 あのね、 」



まさか君がそんな反応するとは思わなかったんだ...
軽く流して、はいさよならて言われると思ってたんだ

僕もそれを受け入れる覚悟をしていた




僕は嘘だったことを君に伝えた。


...途端、君は優しげに微笑んだ。僕は少し安心して胸を撫で下ろしていた




――と不意に、彼は僕の脇下に手を添えて僕を軽々しく持ち上げる、、

そして座っている自分の膝上に僕を乗せ..



「 ?!....ぃああっ?! 」



僕は背中を反りながら、忍足の膝の上で足をばたつかせた。でも足をばたつかせるとますます忍足自身が僕の中に深く深く食い込む....



「 不二、俺は、お前が誰と遊ぼうと何しようと...怒らへんで 」


忍足は僕に構わず律動を開始した。彼の額にも汗が滲む






「 ただ、



....俺より好きな奴が出来るのは許さへん 」



「 ...... 」


僕の頭は今度こそ真っ白になって何も考えられなくなった






「 俺以外好きになれへんようにさせたるわ 」




「 ..寝させへんで? 」



彼の口角を上げた不敵な笑みを最後に 僕の思考はここでプツリと途切れてしまった。



君から離れられない


僕はこの上ない幸せを全身で感じた




end
――――――――――
初裏です...微妙ですが、私にはこれが精一杯です..。
なんかまたしても内容が意味不になってしまったかも..読みずらくてごめんなさい。

最初、菊不二か切不二で書こうとしたんですが何故か忍足に。

恥ずかしいくらい駄文で....最後までお読みくださり本当にありがとうございました




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