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「 そんなに悔しい? 」



「 僕に負けて 」






「 僕はね、とっても嬉しいんだ..... 」




切原×不二 涙






グズッ

「 は、嬉しい?


そりゃそーでしょうよ 」


「 フフ....気分害しちゃったかな? 」



切原が鼻を何度も啜る。
赤目モードでもないのに目は赤くて.....


....試合での赤い瞳より、今の瞳の方が何倍も綺麗だね








僕はね、切原

別に君に勝てたから嬉しいわけじゃないよ?








「 っ....次はぜってぇ勝つから 」



「 次、があるのかな? 」


「 勝ち逃げはさせねぇよ、不二さん 」



あ、また鼻啜った。目、腫れちゃってるよ?




「 あんたが逃げたとしても、俺は地獄の底まで追い掛けてやるけど 」



「 それは怖いなぁ 」



僕は逃げないのにね、



「 ..そんな悠々としてられんのも今のうちっスよ、不二さん 」






...そうだよ、切原

これから先ずっとずっと、何度でも僕に挑んでくればいい..


でも僕は負けないよ



そうすれば君は僕のこと...ずっと追い回してくれるだろう?






そうして僕に夢中になればいい


僕だけを追い掛ければいい


僕を必死に追い掛ける君..


考えるだけでぞくぞくするよ




...僕は君と戦えたことがね...嬉しくてしかたないんだ



「 切原...もっと強くなって 」

僕を興奮させて...























「 言われなくともあんたなんかあっという間に越えてやりますよ 」



..そうやって今は余裕こいてればいい




俺は悔しいから泣いてんじゃないんスよ?...






これからゆっくり..じわじわ追い詰めてやる




徐々に俺に染めてやるよ

そして俺だけしか見えなくなればいい




今はそうやって上から見てればいい














これから先..楽しみだ
(楽しませてよ)






#END
―――――――――――
切不二は悔し涙...で書いたんですが、そうじゃなくなってる..何の涙かは読んでるお方のご想像にお任せします(すいません;)

意味が伝わるかもの凄く不安です。私の書く話は伝わりづらい話が多くて申し訳ないです...。

ラストは蔵不二です。どんな涙にしようか...

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