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どんなに落ち込んでいても
君の笑顔を見れば僕は元気になれる
君の笑顔は僕にとっての最大の特効薬
なんてどっかのドラマのくさい台詞みたいだけど...
僕は君の向日葵みたいな明るい笑顔が大好き
僕に笑いかけてくる君が僕は愛おしくて愛おしくて....
僕は君のこと
菊丸×不二 涙
「 不二ぃ〜...慰めて〜 」
放課後、僕が教室で一人日直の日誌を書いていると校内をうろついていた英二が教室に戻って来た。
君は戻って来るなり僕の机の前にしゃがみこみ項垂れた。何があったかなんて大体予想はつくけど...僕は分からないフリをして聞いてあげるんだ
「 ...なにかあったの? 」
「 大石と喧嘩したぁ 」
やっぱり、か。最近英二の話題は大石のことばかり....今だってきっと大石の教室に行ってたんだろうな
「 ...またぁ?今月に入って何回目? 」
僕は面白くもないのに笑顔を浮かべる
「 だって聞いてよ!大石てば酷いんだよ? 」
「 へぇ..なに?どうしたの? 」
「 .....不二? 」
てっきり話の続きをするのかと思っていたら英二が心配そうに僕を見つめる....なに?僕、なにか変?
不意に英二の手が僕の頬に触れた
「 不二....泣いてる? 」
「 ......え? 」
「 ..泣かないで? 」
英二の手が僕の頬の滴をなぞる
あぁ僕、泣いてるのか..
頬に触れる英二の手が暖かくそれさえも愛おしい
...どうやら僕の涙腺は決壊してしまったよう
「 ....不二、泣かないで? 」
「 ..... 」
「 ごめん...俺のせいだね 」
「 ....... 」
涙ってどうしたら止まるのかな
...上手く喋れない
英二...笑って?
そんな不安げな瞳で僕を見ないで
君の笑顔で僕は元気になれる
僕だけの為に笑って?
お願いだから......
「 不二... 」
英二の大きな瞳が潤むのが見えた
そんな顔しないで
「 あーやべ、なんか俺まで泣きそ 」
英二の瞳から一筋の涙
「 英二.. 」
「 不二.. 」
「 不二の笑顔が側にあるから...俺はいつも笑っていられるんだよ。不二が涙したら俺も悲しくなるんだ 」
「 僕の..? 」
「 ..うん 」
.....君も僕と同じ?
「 ..大石....じゃなくて? 」
「 ......不二、ごめん。..やっぱ大石のこと気にしてたんだ 」
「 あ、いや... 」
「 ......俺ね、不二のこと好きなんだ。..勿論恋愛で 」
「 え?! 」
「 不二は俺のことどう思ってくれてるのか確かめたくて....大石と一緒にいれば少しは妬いてくれたり..気持ちが動いたりするかなって......ごめん 」
「 ........ 」
「 まさか不二が...泣いちゃうとは思わなくて..。泣かせちゃって....ごめんな 」
「 ....ち、違うよ、目にゴミが入っただけ...だもん.. 」
「 ...ウソつき。泣いちゃうくらい俺に惚れてるくせに。 」
............。
「 プ......自信家。僕はまだ何も言ってないよ 」
「 あ、不二やっと笑ってくれた 。」
途端、君の笑顔
「 英二...僕もね君のことが大好き 」
君も僕と同じ、僕の笑顔が君を元気付けるなら、僕は君の側で笑顔を絶やさず笑っていよう
僕は君の笑顔が大好きだから
君のことが...大好きだから
「 俺も不二のこと大好き 」
釣られ泣き、のち釣られ笑い
君の笑顔が俺の特効薬
もう泣かせないよ
end
――――――――――――
菊不二はもらい泣き(なんか病み気味..?)。なんか意味不な話に....。友達以上恋人未満からのて感じです。最後の言葉は菊丸の気持ちです。「俺」になってます。分かりづらくてすみません。書くに連れて劣化していってる気が...。
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