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「 ....でも、 」



「 うん、大丈夫。






成敗は自分でするから... 」



「 え?!! 」


不二の表情は今も微笑んではいるが先程までとは一変して、どこかどす黒いオーラを醸し出している


「 ふ、不二? 」


菊丸はそんな不二が少し怖くなり恐る恐る名前を呼ぶ



「 ...観月を少し甘く見ていたよ。」



「 ...... 」



「 僕としたことが不覚だったよ。観月に唇を奪われるなんてね...」




「 ふ、不二? 」

「 ん?英二、どうしたの? 」



いや、どうしたの?って、そんなきょとんとした顔で聞くなよ


菊丸の表情が思わず引きつる。





「 あ、裕太! 」




その場で未だ突っ立っていたままだった裕太に不二は声をかけた



「 ルドルフは止めて青学に戻っておいでよ 」



「 .....は?!何言ってんだよ、戻る訳ねーだろ! 」


不二の言葉にようやく裕太は思考を働かせる



「 そーかぁ....




裕太、観月のこと慕ってるみたいだから.... 」


「 だから何だよ 」
















「 観月の哀れな姿は見せたくないなぁて思って 」




「「 ?!!!! 」」



不二の意味深な発言に裕太も菊丸も目を見開き驚く





「 まぁ、仕方ないか... 」


「 ふふふ不二!そ、そろそろ帰ろ!なっ? 」


「 え?あ、ちょっ... 」




菊丸は不二を立ち上がらせて腕を掴むとそのままグラウンド脇を出口まで駆け出して行く。









「 英二?乾、置いて来ちゃったけど... 」


「 いいよ、いいよ!それより不二、腹減ってんだろ?俺パン買って来たし公園探して食お?な! 」


「 ....うん、 」



不二の手を引いたまま菊丸は早足にグラウンドを抜けて校門へ向かう。







「 やはり菊丸には用心棒は無理だったか...。しかし、不二がこれからどうするのか....いいデータがとれそうだ... 」


遠くの方でずっと今までの一部始終を見ていた乾はノート片手に誰に言うでもなく呟く。








最初から最後まで観月と不二に翻弄?された裕太は全くわけ分からぬまま立ち尽くす....



「 兄貴...観月さんに一体何する気なんだよ!! 」



と叫んではみたものの当然答えは分からぬまま....

「 まぁあまり深く考えちゃダメだーね 」

柳沢が裕太の肩を叩きかなり無理矢理にその場を静めさせ、まもなくして練習試合は再開されたが裕太はミスを連発し絶不調に終わった












一方、ようやくルドルフを後にして公園までの道程を不二と歩いていた菊丸は、そんな最中



今後ぜーったい不二を観月とは近付けないようにしよ!




と密かに固く心に誓ったのでした。



この誓いは守られたのでしょうか....がんばれ、菊丸英二!




#end


「 不二くん、これで私に少なからず興味を示すことでしょう。んふっ 」


あれから観月は部室に一人戻り雑務をこなしていた。どこか満足気な表情をして....

―――――――――――
なんかちょっとごちゃごちゃしてわかりずらい話....(何処か変な箇所があったら教えて頂ければ訂正します..)

補足すると...乾は菊丸が偵察に着いて来るように仕向ける為にわざわざ3-6まで話に来たんです。観月が不二を指名した時点で観月の気持ちを察したけど、偵察に集中したい乾は自分の変わりに菊丸が不二を守るようわざと仕向けたとゆう....チームメイトの不二を乾なりに心配してるんです。でも偵察も大事!て感じで

わかりずらいですね、長々と書いて何ですがこの部分はそんな重要ではないので流して頂いても...。

菊丸は明日走らされるのかな、かわいそうに。


長々と失礼しました


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