You and my feeling

※二人は付き合ってません。お互いに中途半端な状態にやきもきしてる(特に菊が)...そんな感じで読んで頂ければ...。








「 なぁ不〜二子ちゃん 」



「 ....その呼び方止めてよ 」


放課後の3年6組の教室。ご機嫌に菊丸が不二に話し掛けて来た


「 なんで?タカさんも呼んでんじゃん!...ラケット持ってる時だけだけど 」


「 タカさんはいいけど、なんか英二が言うと厭らしい 」


「 なんだよそれー! どこが厭らしいんだよ、こんな美少年捕まえてー! 」



「 え?美少年てどこに? 」




「 ここだよ!ここ!不二子ちゃんの目・の・ま・え! 」



そう言うと菊丸は不二の顔が滲んで見えるくらいに顔を近付ける








「 あ.......英二てよく見ると 」



不二は急に真面目な顔つきになり菊丸の顔を見つめながら口を開いた


「 え?!



......よ、よく見ると? 」



思わずドキドキの菊丸。


























「 にゃー!早く言ってよ!不二ー!! 」



続きを言わずただひたすら菊丸を見つめる不二に、なんとなく気まずくなった菊丸が不二の肩を掴み揺さ振る



「 英二!く、首とれちゃう! 」

菊丸があまりに肩を揺らすため不二の首が前に後ろに忙しなく揺れる



「 にゃーとれるわけないだろ! 」


菊丸は手をピタリと止めて不二を軽く睨む
すると不二も睨み(見つめ)返す
....





「 ..... 」






「 あのさ、不二? 」


「 なに? 」




「 なんで俺ら睨みあってんの? 」





「 英二が睨んでるから 」




「 ...... 」
「 ...... 」





「 にゃあ不二は真似っこー! 」



「 真似っこー 」




「 真似すんにゃあ 」


「 真似すんにゃー 」








「 ...... 」


「 ...... 」


初めて不二の口から聞く「にゃ」とゆう単語に菊丸が不覚にも可愛いと思ってしまったことは不二には秘密。




「 ....も、もう真似っこタイム終了! 」


「 えー 」







「 もう!それよりさっきの何て言おうとしてたんだよー! 」


「 何か僕言ったっけ? 」



えぇぇ?!



俺の顔よく見ると...て止まったじゃんかあ 」





「 あぁ、そうだっけ 」



「 に゛ゃ?! 」




「 フフ、うそうそ!....えっとね 」


「 英二!不二、まだ教室にいたのか?早くしないと部活遅れるぞ 」




3-6の教室の前を偶然通りかかった大石が少し急いだ様子で二人に話し掛けて来た



「 にゃ〜このブラックたまご! 」



「 ブラ...ブラック?!俺何かしたのか? 英二 」


大石の間の悪い登場に菊丸は軽く大石の足を何度も蹴った

不二は微笑ましくそれを見ていたがふと時計を見て



「 あ、大石、英二!早く部活行かないとホントに遅れちゃうよ 」


「「 え?....あ! 」」


二人も時計に目をやって慌てる



「 行こ!...ほら、英二も急いで 」

「 にゃーわかってる! 」

不二は急いで身仕度をし、菊丸が終わるの大石と待つ



「 よっし!完了


.......あっ


菊丸の大声に歩き出そうとした二人は驚いて立ち止まる


「 な、なに?どうしたの? 」
「 何事だ英二! 」




「 不二のさっきの続き...まだ聞いてない... 」





「 ...なんだ。行こう、大石 」

「 ?....え、ああ 」


不二は大石の手を引き廊下に出る


「 うわっ!不二子ちゃん酷いにゃ 」



菊丸は慌ててカバンを持ち二人の後を追った




「 なぁ、さっき何て言おうとしたの? 」




二人に追い付き早足に菊丸が不二に詰め寄る



「 えー?なにー? 」


「 もー不二ー! 」



「 フフ、冗談だよ。」



少し考える素振りをする不二。そして..



「 そうだなぁ...今日の部活で英二が手塚を笑わせることが出来たら話すよ 」


「 ...にゃ?!なにそれ! 」


菊丸は急に足が止まり固まる


「 それは...無理じゃあ.. 」




「 じゃあ、諦めたってことで 」


そう言いながら不二はどんどん菊丸との距離をあけ歩いて行く






「 や、やってやるよ!


絶対だぞ!不二子ちゃん 」





そう言って菊丸は不二と大石を追い抜いて先に走り去って行った。




「 な、なんだったんだ? 」

大石がポカンとその後ろ姿を見送る


「 クス。さぁ、なんだろう 」






「 ところで英二はいつから不二子ちゃんて呼ぶようになったんだろうな 」

「 ...さぁ、僕はあまり好きじゃないんだけどね。なんか女豹みたいなイメージが浮かぶし 」



「 ...... 」

あぁ...あの某怪盗アニメのせいか...

大石は不二が言わんとしてることがわかった。






「 あ、僕らも急ごう!




今日は部活で面白いものが見れるよ、きっと。フフ 」


「 面白いもの?.....あ、不二! 」



大石が不思議そうな顔をしてたが不二が走りだしたため慌てて後を追って走って行く。







菊丸はあの手塚を笑わせることが出来るのか


出来なくてグラウンドを走らされるのか......





























「 英二ってよく見ると.....



僕の理想のタイプだよ 」


....なんて言ったら君はどう思うかな



#end
――――――――――
よく分からない話ですね。
36ペアは二人とも可愛いので話もギャグチックになってしまいます。
菊不二なんですが不二菊に見える.....


それでは最後までご覧いただきありがとうございました




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -