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「 ねぇ、今から帰るって大丈夫なの? 」




駅までの道を二人は手を繋いで歩く。辺りは既に暗くなり人通りもなくなっていた




「 ん?不二くんちやから大丈夫や 」



「 ......? 」



「 今日泊まってええかな? 」



「 え、でも明日学校は? 」



そう言うと白石はにやりと笑みを浮かべる



「 .....え? 」


「 大丈夫や。俺んとこ明日開校記念日や 」




「 あ....あぁ、そうなの? 」


「 そや、そやからええやろ? 」




「 .....うん! 」



不二はニッコリ微笑んで白石の肩に頬を寄せた




「 でもごめんな、不二くんは明日学校なんに。」


「 ううん、僕も休んじゃおっかな 」



「 それはあかんでっ 」


「 冗談だよ、さすがは聖書だね 」






「 明日は俺のあつーいモーニングキッスで起こしたるからな 」




「 ........ 」


「 そこは黙らんと、ツッコんでや 」


「 ......じゃあ嘘なの? 」




「 !!!



嘘ちゃう、嘘ちゃう!もうなんぼでもしたるわ! 」



「 フフ、じゃあ明日は白石に起こして貰うまで寝てる 」





「 ...なんやもう、今日寝かせられへんかもしれん.... 」






その後もなんだかんだと喋っていたらいつの間にか駅に到着していて、構内も車内もラッシュの時間と外れているらしく閑散としていた



二人以外は誰もいない貸し切り状態の車内の中で不二は白石の肩に寄り添いそっと目を閉じた───




いつも彼を見送った後の一人で歩く寂しい帰り道

でも今日は一人じゃない、彼がいる帰り道



そう思ったら帰りの道もなんだか楽しみで仕方がない







「 また海行こな。 」




また線香花火も持ってな





不二くんが俺に逢いたくて仕方なくなった時はな、


俺も同じ気持ちの時なんやで


通じあっとるから分かるんや
(だから今日君に逢いに来ました)



#end
―――――――――
大分修正してしまいましたので台詞等変更部分が多々あります

奥田民生さんのアーリーサマーを聞いて書きました(民生さんの歌詞のセンスは素晴らし過ぎる...)

でも内容は花火以外全く無関係です;

※四天の開校記念日は適当です。

それにしてもあまり中身のない話になってしまいましたね。。ただ海に行ったのを書きたかったんです、、夏てことで

それではお読みくださいましてありがとうございました。
次は切原を書きたい...書けたら。でも連載の方も更新遅いのでがんばりたいです..


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