すきでしょ


「 うわぁ....幸村 」



「 .....どうかした?不二。 」


「 .....いや、その格好.. 」




すきでしょ / 幸村×不二




「 俺の格好がどうかしたの? 」


「 え、そ...その格好で寝るの? 」



「 ...いけない? 」



「 いや、だって、この部屋には白石もいるんだよ? 」



僕達が今いるのは強豪校が集うu-17の合宿所の一室。僕と幸村は二人きりではないにしろ同室になることが出来た

そして同じく同室は四天宝寺の白石。彼は僕達が恋仲なことは知らない。



「 白石は忍足のところに行っているし大丈夫だよ 」


「 君....そんなキャラじゃないだろう? そんなキャラ白石だけで十分だよ 」




さっきから何故、僕が幸村の格好についてとやかく言っているかと言うと....



「 白石と一緒にされるのは心外だな。彼は裸で眠るのが好きなだけ


俺は違うよ。合理的に考えて..のことさ 」



そう...幸村は今、上半身裸でベッドに座っているからだ。お腹まで毛布はかけているけれど...

てゆうか....なんで裸?




「 ...合理的? 」




「 そうだよ。どうせ、すぐ脱ぐことになるからね 」



「 .......え? 」



すぐ...脱ぐ?





「 不二、早くおいでよ 」



.....それって..



「 ええっ?!!....ちょちょっ、ま、まずいよ 」


「 どうして? 」


「 ...どうしてって、白石が戻って来.....っ、うわっ?!! 」



僕が最後まで喋る前に幸村に腕を引かれ、僕は軽々とベッドの中に引き摺り込まれた


僕も最初は抵抗したが、彼はそれをもろともせず僕の耳元に唇を寄せて「 大丈夫だよ 」と呟くとそのまま妖艶に微笑んだ


僕がめちゃくちゃ耳弱いの知っていてわざと......


その後の僕がもう白石のこととか、この部屋の壁が薄いこととか何も考えられなくなったことは言うまでもない。




僕はなんだかんだ言って、君のそうゆう意外に強引なとこが好きだったりする


上半身裸でいることが合理的...とは思わないけれど。














「 あっ鍵、かかっとる?!なんでや? 」


実は幸村は白石が出掛けた直後にしっかりと施錠をしていた。

案の定、白石は締め出しを食らい泣く泣く忍足の部屋に泊まらせて貰うことになりましたとさ


めでたしめでたし、


「 めでたしちゃうわっ!恐るべしやな、不幸コンビ! 」





end
――――――――――――
CPアンケ2位幸不二です。なんか最後ギャグに。
てゆうか全体的にギャグ色強めな気がします..。これが御礼小説とか..ごめんなさい;

それでは駄文ではございますが、最後までご覧くださりありがとうございました


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