蜂蜜に叢る虫

※立海と青学の合同練習って設定です




「 ねぇもっと近くにおいでよ、不二 」


「 .....え? 」


ぐいっ


「 わ、ちょ..幸む 」


幸村は返事を待たずに不二を自分の元へと引き寄せる




「 ふふ。照れてるの?可愛いね 」


「 ちが...だって幸村が急に... ..て、 ..! 」


幸村は不二の反論を無視して、肩を抱いていた手を上に伸ばし蜂蜜色の髪の毛へと触れる

そして、そのまま自分の肩へと不二の頭を寄り添わせた



「 可愛いなぁ、不二は。」




「 ...もう、そうやって僕の反応を楽しんでるんだろ 」



不二はそうは言いながらも離れる気配はなく幸村の肩に寄り添ったまま



「 本当に可愛いよ、不二は。











だから、心配だよ。君の周りには害虫が多過ぎるから 」



「 え? 」



心なしか幸村の声が1オクターブ低くなった気がした不二は顔を少し上げて聞き返す






「 なぁ、幸村くん 」


と、二人の目の前にガムをクチャクチャ食べる丸井ブン太とジャッカル桑原が近寄って来て声をかけてきた



「 ん? なに? 」




幸村は不二の身体を抱き寄せたまま返事をする
声色はいつもの幸村に戻っている



「 あのさ、お取り込み中悪いんだけど....




さっきから幸村くん達の周りの視線がめっちゃ痛いんだよね 」




丸井は少し控えめな声で話す


「 ....視線? 」



幸村はそう言って周りをチラッと覗くと密かにクスりと笑みを浮かべた


「 な?な?やべぇだろぃ? 」



丸井は目を大きく見開いて同意を求めるように幸村に詰め寄る、が...




「 そぉ? 気のせいじゃない? 」


幸村にはあっさり流されてしまった




「 いや、絶対気のせいじゃ
「 二人共そんなこと気にする余裕があるんだね。」


「「 え? 」」


「 それならランニング百周... 」



「 ええっやべっ..えっと、そうだ!俺達柳生に用があるんだった!な?ジャッカル? 」

「 お、おう 」




幸村の最後の言葉に二人は顔を真っ青にさせて慌ててその場から去って行ってしまった





「 ...ね、幸村。でも本当になんかみんなおかしくないかい?


なんか怒って僕らを睨んでる気が... 」



不二が周りの様子をチラチラ伺いながら不安そうに幸村に呟く



「 ふふ。まぁ、それならそれでいいんじゃない?


俺達は別に何も悪いことしてないんだし、睨まれたって気にすることないじゃないか 」



「 ..... 」



「 ね? 」

不二は少し俯いて悩む素振りをみせたが幸村にそう優しく念押しされると、「うん、そ、そうだよね! 」と自分に言い聞かせるように納得した


 
 幸村はそんな不二の蜂蜜色の髪の毛を優しく撫でてあげた



「 ああ本当...可愛い子だね、君は 」







── だから害虫駆除も苦労する


手塚、ぼうや、菊丸くん...

あと..赤也に仁王まで


クス。みんなあんな睨んじゃって怖いな


あ、赤也なんて赤目になってる

あれ、試合以外にもなるんだ
へぇ、知らなかったな



まぁ、でも不二を狙う奴はチームメイトであろうと俺が許さないよ ────



end
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意味分かりづらい..。
あえて不二といちゃついてるとこを周りに見せびらかせて威嚇する幸村さん 。これも分かりにくいですが不二と幸村は付き合ってます

....最後までご覧くださりありがとうございました。拙すぎる


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