「テツー、蜜柑食いてぇ」
「自分で剥いて下さい」
「無理。なぁ、テツー」
「はぁ…もう、一個だけですからね」
「おうっ!あーん」
「は?食べるのは自分で食べて下さいよ」
「無理無理。ほら、あー」
「おい、青峰。貴様、宿題する気ないだろう」
「そっスよ!狡いっ、青峰っちだけ!黒子っちー俺にもあーん、ってして欲しいっス!!」
「コラッ、黄瀬!お前までも‥」
「仕方がないですね、黄瀬君も」
「…黒子、お前は二人を甘やかしすぎるのだよ」
「断るとしつこいですから」
「緑間こそ羨ましいんじゃねぇの?」
「そうっスよ。羨ましいんでしょ?」
「貴様らの為に宿題を手伝ってやってるのだ!それを貴様らがやる気を出さんから怒っているのだよ!」
「おー、怖ぇ怖ぇ」
「緑間っち、煩いっスー」
「ねー黒ちん、お菓子食べよー」
「おい、紫原。貴様もか」
「…仕方ないですね。三人共やる気がないのでしたら緑間君と二人、図書館で勉強してきます」
「は、おいテツっ」
「ちょ、それは駄目!黒子っち!!」
「黒ちん居ないと詰まんないよー」
「さ、行きましょう緑間君」
「あ、あぁ」
(よ、よしっ、黒子と二人きり!)
「テツ」
「黒子っち」
「黒ちん」
「あ、邪魔しに来ないで下さいね。もし来たら今後一ヶ月は口ききませんから」
「「「!!?」」」
「ふん、ざまぁみろなのだよ」
相手してよ!