建前
《オマケ》
お祭り(大久保さん曰く祈願・御参り)から藩邸に戻ると部屋に新しい着物とそれに合わせた小物一式を女中さんがもってきてくれた。
「わ〜かわいい!
『明日は良く見える座敷を用意しているから』って言ってたしなぁ。楽しみ!」
(大久保さんってばお祭りのために一生懸命仕事終わらせるなんて可愛いとこあるなぁ)
「…でも毎回何かある毎に着物とか小物とかを用意してくれるのは申し訳ないかも…」
独り言のようにぶつぶつ話をしていると女中さんがクスクスと笑っていた。
「いいんですよ。連れの女性の着物を用意するのは殿方の甲斐性ですから。
大久保様が貴女を大切に思われている証拠ですよ。
今回のお休みだって…2日も時間をとるなんてここ数年ありませんでしたし。
そのためにかなり無理して仕事をされておられたご様子ですけどね」
「え?そうなんですか?大久保さんが祇園祭大好きなんだと思ってたんですが!?」と驚くと、
「……気付いてなかったんですね…大久保様も大変ですね」
と苦笑いとともにそれはそれは気の毒そうな顔をさせてしまった。。。
《アトガキ》
10000打茶利さんのリク「大久保さんとお祭りデート」でした。
本当は葵祭りに連れて行きたかったんですが、あれよあれよといううちに時間が経ち、祇園祭の季節に・・・。
大変遅くなった上にこの出来。。。よければもらってやってください。
甘さがたりね〜ということでしたら書き足しますので!!!
ほら、さすがに人ごみでいちゃこらできないし?
翌日の座敷なら…w(自粛
大久保さんって自分色に染めたい系だと思うんだけど、天然小娘ちゃんにはいまいち通じてないという。
むしろ餌付けの方が的確に捕らえられるのかもしれないですねw
一緒に過ごすために見えない努力と言い訳をする大久保さんでした。
20110710 蘇芳
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