故郷

長州藩邸 宴席にて


相変わらずお酒に強い面々はワイワイと騒いだり、歌ったり、踊ったり…。
それこそ手のつけられない状態。

そんな中、龍馬さんから絡まれる。

「のう蘇芳、何か歌でも一曲歌ってくれんがか?」

「えええ〜!無理です無理です!こんな人前で歌なんて!」

胸の前で手で大きく×を作り、全面拒否。

「酔っ払いばっかりじゃから皆が皆きいちょらんよ。それに…今朝の対決に勝ったのはどっちだったかのう?」

「…龍馬さんです…。」

「ほいじゃあ」

「…歌います…」


半強制的に歌う羽目になった私は藩士の人もいるし、英語とか外来語がはいってない、なるべく分かりやすいような曲を頭に浮かべてみる。

(こう考えると歌える曲ってなかなかないもんだよなぁ〜。いっそのこと、学校とかで習った曲とかのがいいかも!)


一つの曲が思い浮かんだのでその曲を歌い始めた。


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