背伸び
オマケ 外野の話〜長州藩邸 奥の間
井上「もう桂さんプロポーズしたかなぁ?」
伊藤「どうかなぁ〜?上手くいったらいいんだけど」
高杉「よし、覗きに行くか!」
伊藤「だ、駄目ですよ!後でどんな恐ろしい目にあうことか!」
高杉「なにぃ?小五郎が膝まづいて許しを乞う姿だぞ!しかも女子に!!こんな面白いものを見たいと思わないのか!」
井上「そりゃ、興味はありますが…」
高杉「よし!決まりだな!」
伊藤「いやいやいや!無理ですから。野次馬もいいところですよ!下手したら斬られかねない。誰も桂さんにかなう人いないですからね!」
高杉「ちっ!肝っ玉が小さい奴め!」
井上「まぁまぁ。ところで、桂さんよく指輪なんて手に入ったな。」
伊藤「あ、僕が手配したんだよ。ちょっとあてがあってね。やはり女子の気をひくのは宝飾品だとおもってエゲレスの商人に定期的に見せてくれるようにいってあるんだ。」
井上「ちっ、また女子か…」
伊藤「聞多!女子のことは大事だぞ!」
高杉「そうだぞ!その商人紹介しろ。俊輔!」
井上「高杉さんまで…そんなことしなくてももてるじゃないですか!
それにしてもまだかな。もしかして断られていたりして!」
高杉「そりゃおもしろいな!そしたらアイツは俺の嫁だな!」
大笑いとともに盛り上がっている部屋の襖の向こうに当の本人がいることも知らず、言いたい放題の3人の運命はいつもの通り。
≪アトガキと御礼≫
「日々是好日」開設1周年記念フリー作品です。
(配布期間 2012/1/27〜2012/2/5)
「1周年」にかけて書きはじめたはずが…あれれ??まぁ、いつものことです。
「背伸び」は小娘ちゃんも小五郎さんもどちらも相手に合わせようとしているところから取りました。
恋愛での「背伸び」は相手に釣り合いたいと思うが故かなと。
小娘ちゃんくらいの年齢の子にとってはイベントとかペアとかって大切なものですよね?(遠い昔なんで定かではありませんがwww)
このお話はプロポーズ話になっているのですが、恋仲になって1年経ってもべったりしすぎないこのカップルのもだもだした距離感が好きなんです。
今回のプロポーズは私なりのこだわり。
小娘時代から海外ドラマ好きなんで、こういう片膝ついてっていうのが個人的に憧れなんですよ。
自分のプロポーズがどうだったかは…ま、置いといて、知り合いが彼から話があるといわれて「あ〜別れ話かぁ」と思ってたらプロポーズだったという笑い話もあったなぁ…とか。
最後になりましたが、「日々是好日」にお越しくだった全ての方に心の底からお礼を言いたいと思います。
「本当にありがとうございます!!!」
誤字脱字、感想などございましたら
こちらからお願いします!
20120127 「日々是好日」管理人 蘇芳
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