深く口付ける。
すんなりと受け入れられる自分の舌。
新八も自ら舌をおどおどと差し出してきた。
口付けを続けながら、新八の学ランのボタンを外していく。
全て外し終わったらカッターシャツのボタンも。
名残惜しげに唇を離し、そのまま頬を伝い首筋に口付け、痕を残す。
カッターシャツの下に律儀に白シャツを着ている事に気付き、その白シャツを上に捲し上げた。
「…やっ…」
白い上半身とそこにある2つの赤い点。
それをさらけ出され恥ずかしいのか新八の頬は、かぁ、と赤くなった。
そして、その赤く小さなそこを口に含む。
舌で押し潰し、歯で軽く噛みそのまま引っ張ったり、たまにきつく吸ってみたり。
反対側は指で、押し潰したり爪で引っ掻いたり。
そうしていると、柔らかかったそれがどんどんと硬度を持ち始めた。
ずっと絶え間なく新八の口から漏れる喘ぎ声。
なんとか声を出さぬようにと口を両手で塞いでいた。
「…ふ…っ…ぅく……ふ…」
「…あー、もう、手ェ離せって」
力ずくで塞いでいた両手を剥がす。
「…ぅあ…っ…銀く…や、め…っ…てっ…」
それでもなんとか塞ごうとする新八。
「こら、大人しくしてねーと縛んぞ」
そう言うとすぐに大人しくなった。
「…ふぁ…あ……っ…あ…あ………んぅ…」
「…ほんと可愛いなお前」
「…可愛…い、く…なんか…っ……あっ…ぅあ……いやぁ…」
「…いや、可愛すぎんだろ。乳首触っただけで、ここ、こんなにして」
新八のスラックスの盛り上がった部分を掴む。
それだけでも大きく声を上げる可愛い奴。
そしてそのままスラックスの上からそこを揉み続ける。
布越しでも感じられる膨らみと熱。
…あぁ、俺の手でこいつをこんな風にできるなんてな。
優越感と罪悪感が入り交じる感情を抑え込みながら、手を動かし続ける。
「…ふ…あ……っ…つあ…あ…あ、っ…」
「すげーな、ここぱんぱんじゃねーか。ズボンキツいだろ、脱ぎてぇか?」
にやりと、嫌味な笑みを浮かべながら、涙を流し快感に溺れる新八に問う。
こんな状態が辛くて堪らないことぐらい、同じ男の体なんだからわかるに決まってるが、あえて問うのはやっぱ自分も楽しみたいからである。
「ほら、脱がしてほしーんだろ、言えって。言ったら脱がしてやっから。」
「…ぁっ…い、じ…わ…っ…る…!!…っ…」
涙目で、眉を八の字にしながら軽く睨まれた。
そんな姿も可愛くて仕方がない。
かといって脱がしてやろうともせず、手で刺激を与え続けた。
「…ぁ…う…っ…も……もう、っ…」
「ほら、早く言えって、辛いんだろ?」
「…あ…っ…ふぁ……ぎ、ん……く…」
…ぬがして、と小さな声で呟いた。
聞こえるか聞こえないかくらいなのは悔しいが、恥ずかしながらにこの性格の新八がそれを言えたことには一応誉めてやることにし、スラックスのボタンを外しチャックを下ろした。
「よくできました、」
「…っ…ぅ………」
スラックスと一緒に盛り上がって少し染みができていた下着も一緒に下ろす。
ぷるんと出てきたのは、幼い性器。
小さくて色も淡く毛も薄い。
「やっぱ、昔っからちっせーな」
「…あ…ゃ…見な…い…っ…で…」
見ないで、って見ちまうだろこれ…
机に上半身だけ寝かされ、両足の間に俺が立っている状態。
恥ずかしいのだろう、それでもなんとか足を閉じようとする。
勿論そんな仕草は可愛くて堪らないが、気に入らない。
隠そうとする性器も反らされた可愛い顔も全て見たいに決まっている。
「…あー、もう、こっち向けって」
無理やり顎を掴み正面を向かせる。
そしてまた反らさないよう自分の唇を新八の唇に押し付けた。
舌を絡め、唾液を送り込み、甘い深い接吻を続ける。
下では、新八の性器を片手で包み込み上下に激しく動かし、絶えない快感を与え続けた。
上からも下からも響く粘着音。
自分と新八の唾液、そして自分が新八に快楽を与え厭らしい体液を出させた音だ。
今だけでも、新八が自分だけのものになったような錯覚が生まれるほどの幸せな時。
でももう、ただの幼なじみ……、じゃねーよな。
この行為が終わった後、自分達の関係はどうなるのだろう。
こいつは…、新八は俺にどう接してくるだろう。
そんなことを考えながら新八の性器を刺激し続ける手は止めない。
「…ぅ…あ…っ…あ…も、…もう…!…」
「こんくらいでもう限界かよ。ほら、イけって」
手の動きを早め、絶頂を促す。
「…ふ…あ、あ…っ……あああっ…!!!」
尿道に爪を食い込ませたら、ぶる、と震えた身体。
そしてすぐに白濁の液が腹と胸板の上に飛び散った。
絶頂を越え、肩を上下さし荒い呼吸を繰り返す新八。
その飛び散った白濁の液を指で掬い、その手を後の穴へもっていく。
穴へ指が触れた瞬間、新八は声を上げた。
「…ひっ!!!…」
その声の中には恐怖も感じられた。
そんな声を出されたら、この指を奥に進めることに躊躇いが生まれる。
少し動かなくなった俺を見て新八が、ごめ…大丈夫だから、と呟いた。
「はぁ…、もういいわ」
「…!!、ちが、嫌とかじゃなくて…っ、びっくりしただけで…っ」
男に抱かれたなんて、どうせ後々後悔するだろうに決まってる。
ショック受けて、傷ついた事をいいことに、こんなことするって……、俺って最低だな。
「お前のこと考えて言ってんの。最後までやって後悔すんのお前だって…」
そう言いながら、落ちたスラックスを拾う。
ポケットにいつもティッシュやハンカチをきちんと入れている事を知っていたので、手を突っ込みポケットティッシュを取り出す。
どろどろになった下半身を拭いてやろうと何枚か出して、それで新八の下半身を吹き始めた。
6へつづく