(銀新現代幼馴染みパロ)






小学校の頃からいつも一緒で、クラスだって高校生になった今でも未だ離れたことがない。



中学に上がるまではいつもどこに行くときも二人で手を繋いでいて周りや親からかなり心配された。(お互いホモなんじゃないかと。)



昔はいつも
『ぼくはぎんくんとけっこんするのー』
なんて言っていたくせに今じゃ立派に彼女なんてつくりやがって……。



昔からかわらずにお前だけを愛している俺の気持ちなんて知りゃあしねぇんだろうな。


















「あん!ぁあんっ!」



五月蝿い。
長い黒髪の隣のクラスの女。
名前は知らねぇが俺のこと好きみたいだし、大人しそうな印象から少し新八に似てるかも、なんて思って抱いてみた。
が、普段の大人しそうな印象とは逆に行為中は元気なこった。
空き教室でヤってるっつうのに誰かにバレたらどうすんだよ。まぁ、別にバレてもどうもしないが。



でも、身体は結構いい。
胸は豊富で身体も細ぇし膣内の締まり具合もいい方だ。



「ああん!イっちゃう!ぁん!」



あー……、でもやっぱうるせえ。
耳がキンキンしてきた。



俺も限界近いし、と、腰を射つ速度を上げると更に声が高くなりイラっときたので女の口を自らの口で塞いだ。
……意外に生臭い。



どぷり、と膣内に精を放ち、はあはあと肩で息をする女から自身を引き抜いく。



「んじゃ、帰るわ。」



自身をズボンにしまい、何も入っていないぺたんこの鞄を持って帰ろうと立ち上がった。



「え?付き合ってくれるんだよね?」



何いってんのこの女。



「は?誰が付き合うっつったよ。」



「い、意味がわからない!付き合ってくれるから抱いたんじゃないの!?私処女だったのよ!」



女は涙目になりながらぎゃあぎゃあ叫ぶ。
てか処女だったのかよ。
すんなり入ったし中古品だと思ってた。
なに、自分でしてたりしてたのコイツ。
大人しい顔して淫乱だなオイ。



「意味わかんねぇのはこっちだよ。まず俺、お前の名前さえ知らねーし。抱いたのは溜まってたのと俺の好きなやつにお前が似てたってだけ。」



冷めた目で女を見つめ教室から出ていく。
後ろから『さ、サイテー!』なんて聞こえたけど無視無視。





かかとを踏んだ上履きで、ペタペタと安物のサンダルのような音を出して廊下を歩く。



校舎は異様に静かで外からの運動部の掛け声と、吹奏楽部の楽器の音がただ寂しく響いている。



欠伸をしながら靴箱へ向かうと、新八がいた。



いや、正しく言うと、新八と新八の彼女がいた。



「あ!銀くん!」



ぱぁっ、と花びらの舞うような笑顔で俺を見る新八。
近くに行くと新八の彼女が軽く俺に挨拶した。



「志村くんは坂田くんと仲良いよね」



「仲良いっていうか、…腐れ縁かな。ね、銀くん。」



「おー、ただの腐れ縁だ。」



身長差があるからか、上目遣いで俺を見て笑う新八。



その笑顔でそこの女にも笑うんだろうな、お前は。



「じゃ、俺帰るわ。じゃーな。」



「うん、バイバイ銀くん。明日はちゃんと起きといてね。」



「おー。」



今までは行きも帰りも一緒に行っていた。
家も近いし飯だって殆ど一緒に食ってたし、そのまま新八の家に泊まるのもいつもの事だった。
でも、新八に彼女が出来てからは行きだけしか一緒にいられる時間がない。
新八の彼女の家が俺達の家と逆方向に位地していなかったらその時間さえなくなっていただろう。
今は放課後二人で喋ったりしてそのまま反対方向の彼女の家まで新八が送ってから家に帰ってきているらしい。



新八に彼女が出来たのは2ヶ月ほど前の事だ。
どうやらあっちから告白してきたらしく、新八はあの女と付き合うことになった。
栗色の軽くウェーブのかかった髪の、派手でも地味でもない新八より少し背の高い女。
隣のクラスらしい。



『銀くんっ……あのね、僕……彼女が出来たんだっ!』



嬉しそうな顔で俺に報告してきた時、全身の血がさぁっと引くのを感じた。



(バイオレンスな姉以外の)女になんか触れることなく生きてきた童貞眼鏡の新八がまさか彼女なんてつくるなんて思いもしなく、ずっとアイツは俺の側にいるものだと思っていた。



こんなことになるなら、たとえ拒絶されたとしても、キスの一発かましてやればよかった。
そうしていたら、こんな嫌で仕方がない関係になんてならなかっただろう。



お前は、俺のことなんてただの腐れ縁の幼なじみとしか思ってないんだろうな。



でも俺はそんな風に思われたいなんて微塵も思っていない。
お前に彼女なんてできることなんてないと思い、幼なじみの関係をずっと引き延ばしていた。



悪いが俺は、女と笑っているお前なんざ、みたくねぇよ。



それならいっそ、
この関係に終止符をうつべきなんだろうな。



拒絶されるのがわかっていても、アイツを悩ませるとしても。



ごめん新八、俺はやっぱ勝手な人間だわ。






2へ続く。








はい、意味のわからない矛盾だらけの文章でした!(開き直るな



現代パロ大好きなんです。



坂田って上履きのかかと絶対踏んでそう!
、といつも思います。



私の学校は上履きじゃなくスリッパなんで、かかとを踏んだ上履きというのがあまり想像できなかった……。



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -